在籍した約13年間で77ものトレードを成立させたロケッツのダリル・モーリーGMが辞任

ロケッツのモーリーGM(右から2番目)が辞任と報じられた[写真]=Getty Images

 10月16日(現地時間15日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツのダリル・モーリーがゼネラルマネージャー(GM)を辞任したと『ESPN』が報じた。

 『ESPN Stats & Info』によると、2007年5月11日から約13年間で、モーリーGMは77ものトレードを成立。同期間ではフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(78回)に次ぐ回数であり、ロケッツを優勝できるチームにすべく、積極果敢にロースターを変えてきた。

 また、同メディアによるとモーリーがGMに就任してから迎えた07-08シーズンから19-20シーズンまで、ロケッツはレギュラーシーズンで勝率61.5パーセントを記録。この勝率を上回るのはサンアントニオ・スパーズだけであり、10年以上に渡って勝利を重ねてきたことが分かる。

 ロケッツはここ2年間、モーリーのアシスタントGMを務めていたモンテ・マクネアーがサクラメント・キングスのGMに就任。マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)もチームを退団。

 モーリーGMの後任には、バスケットボール運営部門でエグゼクティブバイスプレジデントを務めるラファエル・ストーンが昇格することが予想されており、モーリーはダントーニの後任が決まるまでの間、アドバイザーとして残ることになるだろうと同メディアが報じている。

 指揮官とGMが退団したロケッツは、新たなHC探しもそうだが、ロースターの大幅な変更も起こり得ると言っていいだろう。

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