ヒート球団社長が強心臓の新人タイラー・ヒーローを絶賛「すばらしい1年を送った」

ルーキーとして大活躍を見せたヒーロー[写真]=Getty Images

 10月30日(現地時間29日)に『Miami Herald』へ掲載された記事の中で、マイアミ・ヒートのパット・ライリー球団社長がタイラー・ヒーローについて称賛していた。

「彼が見せた向上は、今後新たなレベルに達することができると私は見ている。彼はまだ20歳なんだ。なんてことだ。彼はすばらしい1年を送ったね」。

 ライリーがそう評したヒーローは、昨年のドラフト1巡目13位でヒートが指名した196センチ88キロのシューティングガード。シーズン序盤からローテーション入りし、55試合(うち先発は8試合)に出場して平均27.4分13.5得点4.1リバウンド2.2アシストに3ポイント成功率38.9パーセント(平均2.1本成功)をマーク。

 そしてプレーオフに入ると存在感を増し、21試合(うち先発は5試合)に出場して平均33.6分16.0得点5.1リバウンド3.7アシストと成績を伸ばし、3ポイント成功率37.5パーセント(平均2.3本成功)と合格点を与えられる数字を残した。

 来季以降もヒートの主力として活躍が見込めるヒーローについて、ライリーは大きな期待を寄せている。

「彼はシューターとしてだけでなく、プレーメイカーとしてもうまくなるさ。ボールハンドリングもね。彼はものすごく効果的なオフェンシブプレーヤーなんだ。本当に一生懸命練習しているから、我々は彼の中に非常に特別なものがあると見ている」。

 クラッチタイムであろうと物おじせず、積極果敢にショットを打ち込む強心臓のルーキーは、シーディングゲーム(順位決定戦)やプレーオフ、NBAファイナルという最高の舞台でもヒートの貴重な得点オプションとなり、多くの人を驚かせた。

 チームにはジミー・バトラーという最高のお手本がいるだけに、来季に向けてオフェンス面だけでなくディフェンス面でも成長を見せることができれば、ヒートの戦力アップに直結するだけに、ライリー球団社長をはじめ、ヒートのコーチングスタッフは大きな期待を寄せていると言っていいだろう。

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