11月6日(現地時間5日、日付は以下同)。この日NBA選手会(NBPA)の代表者たちが投票を行ない、2020-21シーズンが12月23日に開幕し、レギュラーシーズン72試合をこなしていくことを承認したと『ESPN』と『The Athletic』が報道。
NBPAのエグゼクティブ・ディレクターを務めるミシェル・ロバーツは、NBA選手会の代表者たちがクリスマス前の開幕を承認したとカンファレンスコールで話しており、今後は約1か月半後に迫った今季の開幕に向けて話し合いを進めていくこととなった。
今後優先してNBAとNBA選手会が話し合うことになるのはフリーエージェント(FA)戦線の開始時期。11月19日のドラフト終了後、なるべく早くFA選手との交渉をスタートすることが求められている。
FA選手ならびにそれに絡んだトレードで移籍する選手は、12月2日に幕を開けるトレーニングキャンプまでに新チームへ合流していなければならないため、かつてないほどの過密スケジュールになることが確実視されているからだ。
NBAはクリスマス前に開幕することで、毎年高視聴率を稼ぎ出すことができるクリスマスゲームを行なうことができ、プレーオフを含めて来年7月の東京オリンピック前にシーズンを閉幕するスケジュールのため、年明けの開幕よりも収益の面で大きな差異が生じることになるだろう。
今後もドラフトやFA戦線、それらに絡んだトレードに関する日程の変更や進捗があるだろうが、まずは年内にNBAの新シーズンが幕を開ける案が固まっただけに、楽しみに待ちたいところだ。