11月13日(現地時間12日、日付は以下同)。『The IndyStar』のJ・マイケル記者は、インディアナ・ペイサーズがビクター・オラディポとマイルズ・ターナーを交えたトレードについて、複数のチームと話し合いを持ったと報じた。
オラディポはキャリア7年目を終えた元オールスターガード。昨季はケガのため19試合(うち先発は16試合)の出場にとどまり、平均14.5得点3.9リバウンド2.9アシストに終わったものの、2017-18シーズンには平均23.1得点5.2リバウンド4.3アシスト2.4スティールを残した実力者。
ターナーは211センチ113キロのビッグマンで、一昨季には平均2.7本でブロック王に輝いた24歳。昨季は平均12.1得点6.6リバウンド1.2アシスト2.1ブロックを残し、3ポイント成功数(平均1.4本)で自己最高をマーク。
同記者によると、ターナー獲得に関して関心を示しているチームは複数あり、ボストン・セルティックスとシャーロット・ホーネッツも含まれているという。
ターナーの契約が残り3年で計5400万ドル(約56億7000万円)に対して、オラディポは残り1年で2100万ドル(約22億500万円)なのだが、オラディポが契約最終年を前にペイサーズを退団する可能性が高いとJ・マイケル記者は報じている。
「トロント・ラプターズ戦、マイアミ・ヒート戦、そしてニューヨーク・ニックス戦でも起きた。ビクター・オラディポはチームメートたちがいる前で、それらのチームの選手たちへ『俺は君たちと一緒にプレーできるか?』と話していたんだ」。
同記者が明かしたことがオラディポの正直な思いだとすると、新シーズンを前に、オラディポがトレード市場に割って入り、新天地で開幕を迎える可能性はありそう。
もし開幕までにトレードが成立しなくとも、オラディポが今季終了後(21年夏)に見返りなしで退団することが濃厚となれば、今季中にペイサーズ側が見返りを手にするべく、トレード成立へと動くことが予想できる。
はたして、ペイサーズはここ3シーズンで主力を務めたオラディポとターナーを放出することになるのか。今後の展開に注目していきたい。