今年のフリーエージェント(FA)戦線は、11月21日(現地時間20日、日付は以下同)に交渉が解禁となり、23日から契約開始となる。12月2日から始まる見込みのトレーニングキャンプを前に、短期間で目まぐるしいほど選手たちが動くことになりそうだ。
昨季オクラホマシティ・サンダーで先発パワーフォワードを務めたダニーロ・ガリナーリも、注目FAの1人と言っていいだろう。キャリア11年目となった2019-20シーズンは平均18.7得点5.2リバウンド1.9アシストを記録。
3ポイント成功率40.5パーセントをマークし、平均2.9本成功は自己最多。フィールドゴール試投数(平均13.2本)のうち、半数以上が3ポイント(同7.1本)と、主にストレッチ4としてサンダーへスペースをもたらし、プレーオフ進出に貢献していた。
32歳のガリナーリは、10月に母国イタリアで行なわれたイタリアン・スポーツ・フェスティバルにて、「契約内容(金額、年数)よりも、チャンピオンシップを獲得できる舞台でプレーすることの方が重要か?」と聞かれると、「今の状況ではイエスだね。僕はもう20歳じゃないから」と話していたため、今年のFA戦線では優勝候補へと移籍することが予想されている。
そんなベテランビッグマンについて、『SNY』のイアン・バグレー記者は11月16日にダラス・マーベリックスが獲得に関心を持っていると報道。また、『The Five Reasons Sports Network』は昨季のイースタン・カンファレンス王者マイアミ・ヒートが依然としてガリナーリに興味ありと報じている。
ガリナーリが高額年俸と長期契約ではなく、優勝候補でプレーできる機会を優先して求めているのであれば、今年のFA戦線で複数のチームがオファーすることになりそうだ。