2022.06.30
4月20日(現地時間19日)、オクラホマシティ・サンダーで先発パワーフォワードを務めるダニーロ・ガリナーリが母国イタリアのラジオ番組のインタビューに応じた。
2008年のドラフト1巡目全体6位でニューヨーク・ニックスから指名された208センチ105キロのフォワードは、キャリア2年目の09-10シーズンから平均2ケタ得点を残している好選手。
これまでのキャリアでニックス、デンバー・ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズでプレーし、今季はサンダーで55試合に出場して平均30.7分19.2得点5.5リバウンド2.1アシストをマーク。3ポイント成功数(平均3.0本)は自己最高で、40.9パーセントという高確率で沈めている。
31歳のガリナーリは、今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるのだが、キャリア平均16.2得点4.9リバウンド2.0アシストを誇り、ストレッチ4としても十分機能するベテランは、来季以降もNBAでプレーすることが大方の予想。
そんな中、ガリナーリはバスケットボールキャリアの終着点として、NBA入り前に所属していた母国イタリアのオリンピア・ミラノでプレーすることを望んでいると明かした。
「ユーロリーグで数シーズンをハイレベルでプレーできたら最高だろうね。そしてチームを勝利へと導ければなおいいね。僕はそうやってキャリアを終えたいんだ」。
母国イタリアのメディアとのインタビューということで、この発言はガリナーリのリップサービスも含まれていたのかもしれない。
とはいえ、ガリナーリは昨夏中国で行われたFIBAワールドカップにイタリア代表として出場し、チームトップの平均17.2得点に5.6リバウンド2.8アシスト1.0スティールをマーク。大会を10位で終えたものの、ガリナーリの柔らかかつ正確なシュート力は国際大会でも見事で、母国への愛国心も相当なもの。
来季イタリアへ帰還するかは微妙だが、ガリナーリが今後、自身のキャリアが終盤に差し掛かってきたと判断すれば、NBAを離れて母国へ帰還する可能性は大いにありそうだ。
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