11月29日(現地時間28日)。フリーエージェント(FA)のマイケル・キッド・ギルクリストがニューヨーク・ニックスと1年契約を結んだと『ESPN』が報じた。
新たな指揮官にトム・シボドーを招いたニックスは、ディフェンスに定評があり、複数のポジションをガードできる中堅選手をロースターに加えることとなった。
キャリア8年を誇るキッド・ギルクリストは、2012年のドラフト1巡目全体2位でシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)から指名されたスイングマン。昨季途中までホーネッツでプレーし、433試合(うち先発は356試合)の出場で平均25.1分8.6得点5.5リバウンド1.2アシストをマーク。
今年2月にホーネッツから解雇された後はダラス・マーベリックスと契約を結び、13試合で平均9.3分0.9得点2.5リバウンドを奪取。ロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフ ファーストラウンドでは全6試合に出場し、平均9.2分2.3得点1.0リバウンドを残している。
もっとも、ニックスは今年のドラフト1巡目8位でビッグマンのオビ・トッピンを指名し、FA戦線ではコンボガードのオースティン・リバース、インスタントスコアラーのアレック・バークス、身体能力の高いビッグマンのナーレンズ・ノエルを加えたものの、大物選手獲得には至っておらず、8年ぶりのプレーオフ返り咲きも現段階では厳しいというのが大方の予想。
それでも、シボドーHC(ヘッドコーチ)が好むディフェンス力を持ち味とするキッド・ギルクリストの加入は、チームへプラスに働くのではないだろうか。