アキレス腱断裂から552日ぶりに復帰したデュラント「本当に長い間、この瞬間を思い描いていた」

デュラントにアービング、そしていよいよハーデンが合流することになった[写真]=Getty Images

552日ぶりにコートへ戻ってきたデュラント

 2019年NBAファイナル第5戦以来、アキレス腱を断裂したことでコートを退いていたブルックリン・ネッツのケビン・デュラント。昨季はシーズンを全休してリハビリに努め、万全な状態で復帰することが期待されてきた。

 12月14日(現地時間13日)、いよいよワシントン・ウィザーズとのプレシーズン初戦で552日ぶりにコートへ立ったデュラントは前半からアグレッシブに得点を記録。左ウイングからドライブを仕掛けてボスハンドダンクでフィニッシュすると、今度は1対1からジャンプシュート、また得意技でもあるワンレッグ・フェイダウェイをヒット。さらにはブロックショットも決めてディフェンスでも活躍。最終的に約24分の出場時間で15得点3リバウンド3アシスト2ブロックをマークし、ネッツの勝利(119-114)に貢献した。

 試合後にデュラントは、「不安だったし、緊張もしたよ」と復帰戦までの心境を語った。「本当に長い間、この瞬間を思い描いていたんだ。(リハビリから)9カ月か10カ月が経過した時には、自分のキャリアの次なる局面について思考していた」とコメント。

「気分はとてもいいよ。ルーティンに立ち返り、コートへ戻ることができて最高だ。また選手に戻れた感覚だ」と、喜びも打ち明けたデュラント。「試合やルーティンといった本来の循環に戻れたことで、間違いなく僕は自信を持てると思う。いいステップだし、これからもそれを積み上げていきたい」と、今後のシーズンについて意気込みを語った。

 アキレス腱断裂という大ケガによって、スーパースターであるデュラントが、果たしてピーク時のどのくらいの状態まで回復するかが期待されていたが、この初戦でのパフォーマンスを見る限りでは極めて健康体であることがうかがえる。同じくスーパースターのカイリー・アービングとのコンビネーション、そしてスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)の下で今季はどのような成績を残してくれるのかに期待したい。

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