2020.10.31

スティーブ・ナッシュHC「経験豊富でさまざまな経歴を持つスタッフを集めました」

ネッツの指揮官となったナッシュ[写真]=Getty Images
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 10月31日(現地時間30日)。ブルックリン・ネッツはアシスタントコーチ(AC)にマイク・ダントーニ、選手育成ACにアマレ・スタッダマイヤー(元フェニックス・サンズほか)をコーチングスタッフに加えたことを発表した。

 これにより、ヘッドコーチ(HC)のスティーブ・ナッシュ、ダントーニ元HC、スタッダマイヤーがそろい、2000年代中盤から終盤にかけてハイパーオフェンスでリーグを席巻したサンズの主役たちがブルックリンに集結。04-05シーズンにナッシュが加入したサンズは、ダントーニHCの下で爆発的なオフェンス力を発揮し、4シーズン連続で54勝以上を残し、ナッシュは05、06年と2年連続でシーズンMVPに選出。

 サンズはプレーオフでも05、06年と2年連続でウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がる快進撃を見せた。ダントーニHCが指揮していた期間にNBAファイナルまで駒を進めることはなかったものの、当時のサンズはナッシュ、スタッダマイヤー、ショーン・マリオン(元サンズほか)を中心にコート狭しと暴れ回り、“7秒以内でシュートまで持ち込むオフェンス”で一世を風靡した。

 ダントーニとスタッダマイヤーがコーチングスタッフに加わったことを知ったナッシュは『SNY.tv』のイアン・バグリー記者へ「我々はコート内外において経験豊富でさまざまな経歴を持つスタッフを集めることができました。彼らは私とこのチームの選手たちが強固な基盤を構築するうえで大きな助けとなるでしょう」と口にし、こう続けた。

「私はこのチームの選手たちをつなぎ、チームの成功のためにベストなポジションへと配置することのできる、創造性に富んだチームにしたかった。選手としてハイレベルな経験を持ち、選手育成において豊富な経歴を持つコーチ陣がいることで、私はこのチームを前へと進ませることができると自信を持っています」。

 ナッシュHCの周囲にはダントーニ、スタッダマイヤーの他にもジャック・ボーン、アイメ・ユードカ、アダム・ハリントン、ジョーダン・オット、ティアゴ・スプリッター、ライアン・フォアハン・ケリーがいることから、ネッツは来季最も注目すべきコーチングスタッフをそろえたと言っても過言ではない。

 ケビン・デュラントカイリー・アービングという2大スーパースターが健康体を取り戻して迎える来季。ネッツは優勝候補の一角として臨むことになるが、タレント豊富なロースターをどのように操っていくかは見ものだ。

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