ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーの弟で、デル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)を父に持つセス・カリーは、キャリア7年目の今季、トレードで自身7チーム目となるフィラデルフィア・セブンティシクサーズへと移籍。
今季は義理の父であるドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の下、ジョエル・エンビードとベン・シモンズというオールスターデュオと共にプレーすることとなった。ペイントエリアで最も力を発揮する2人を擁するシクサーズにとって、ここ2シーズン連続で3ポイント成功率45.0パーセント以上を記録するシューターの加入は的を射た補強になったと言っていい。
カリーはチーム練習を重ねてきたことで、「お互いのことが好きな選手たちが集まったいいグループ。ジムでも周りにいる人たちと一緒に楽しむことができるんだから、フロアでも役立つんじゃないかな」と新チームについて好感触を抱いている。
リバースHCは12月14日(現地時間13日、日付は以下同)のチーム練習を終えて「最高の練習だった」と切り出し、「このチームの良い点の1つに、すばらしいエナジーが挙げられるね。選手たちはコートの両エンドで、エナジーたっぷりのプレーを見せてくれた」と高評価。
シクサーズは今後、16日にボストン・セルティックス、19日にインディアナ・ペイサーズとのプレシーズンゲームをこなし、24日にワシントン・ウィザーズとのレギュラーシーズン開幕戦に臨むこととなる。
「このチームの皆と一緒にいて、試合に向けて準備していくことを楽しんでいる。このチームはベテランと若手がブレンドされたグループであり、それぞれの役割をこなしているんだ。だからワクワクするような時間を過ごせているよ」。
カリーはチームの現状についてポジティブに捉えており、試合が楽しみで仕方ないようだ。まずはセルティックスとのプレシーズン初戦でお披露目される新生シクサーズを楽しみに待ちたいところだ。