今季のシクサーズのカルチャーについて語るハワード
昨シーズン、古巣ロサンゼルス・レイカーズに復帰し、ロールプレーヤーとしての役割を受け入れて悲願の優勝を達成したドワイト・ハワード。堅実なスクリーンとリムプロテクトによってキャリアの再興に成功した彼は、ジョエル・エンビードとベン・シモンズという若きスターを有するフィラデルフィア・セブンティシクサーズへと移籍した。
12月19日(現地時間18日)に行われたインディアナ・ペイサーズとのプレシーズンゲームでは、スターターとしてハワードは出場。オフェンスリバウンドからのダンクやトランジションでのフィニッシュ、シモンズとのピックアンドロールなどで活躍した彼は、約16分のプレータイムで7本のフィールドゴールをすべて決めて14得点をマークしている。
すでに活躍し始めているハワードだが、シクサーズの番記者であるクリス・クラウス記者によれば、今季におけるチームの目標について言及したそうだ。「このチームにおける大きなテーマは、対戦相手のメンタルを徹底的に追い詰めること。そしてその戦いはジョエルと僕が先導する」とコメントしている。昨季のプレーオフ西の決勝、デンバー・ナゲッツとのシリーズではニコラ・ヨキッチにトラッシュトークを用いて心理戦を仕掛けていた。よって今季も対戦相手を精神的に試す場面があるかもしれない。
また同じく番記者のオースティン・クレール記者によれば、「かねて僕の役割は相手の気持ちを揺さぶること。だからこのチームを助けられるならなんだってするさ」と、ハワードは言葉を残したという。屈強なフィジカルは未だに健在でありながらも、メンタルでも相手のリズムを奪うその戦い方は非常にしたたかであり、シクサーズにとってアドバンテージになりそうだ。