ナゲッツのスコアリングガード、ジャマール・マレーがニューバランスと複数年契約

　12月26日（現地時間25日、日付は以下同）。デンバー・ナゲッツで主軸を務めるジャマール・マレーが、ニューバランスと複数年契約を結んだことが分かった。

　ランニングシューズで知られる同ブランドのバスケットボールシューズをNBAで着用しているのは、カワイ・レナード（ロサンゼルス・クリッパーズ）、デジャンテ・マレー（サンアントニオ・スパーズ）、ダリアス・ベイズリー（オクラホマシティ・サンダー）といった選手たち。

　カナダ出身のコンボガードは、今季でキャリア5年目を迎えた23歳。昨季のプレーオフでは360度回転のレイアップやマイケル・ジョーダン（元シカゴ・ブルズほか）を彷彿とさせるダブルクラッチで魅せたほか、勝負どころで貴重なショットを連発し、ナゲッツのカンファレンス・ファイナル進出を大きく後押し。

　24日に『SLAM』へ掲載されたインタビューでは、自身のプレーについてこう話している。

「練習で取り組むことは何でも、一般に言えばアートなのさ。ダンスしている人たち、歌っている人たちを観ていると、それらはアートであり、情熱が注がれていることが分かる。俺が戦っている時はカンフーをしていて、フェイダウェイの時はキックを繰り出すような感じ、そして俺のショットは矢のようなものなんだ。それにドライブする時はパンチを見舞うような感じなんだ。そこで俺は自分のベストを出し尽くそうとトライしている。そう、俺には（ほかとは）違った脳があり、（他人とは）違うことを考えているのさ」。

　ニューバランスという新たなパートナーを手にしたマレー。ウェスタン・カンファレンス上位のチームをけん引するスコアリングガードが今後どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。昨季のプレーオフで自信を増した男の活躍に期待は高まるばかりだ。