「彼は熟練したプロフェッショナル」とレブロンを讃えるポポビッチHC
12月30日、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは36歳の誕生日を迎えた。2連覇を狙う今シーズンはNBAキャリア18年目、現役生活のタイムリミットが刻一刻と迫りつつある中でも、依然として高いパフォーマンスを発揮し続けている。
同日(日本時間31日)にレイカーズは敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦し、レブロンが26得点5リバウンド8アシストを記録して121-107で勝利。さらに彼はこの試合でレギュラーシーズン1000試合連続で2ケタ得点を達成するなど、また1つ偉大な記録を打ち立てた。
『USA TODAY』のマーク・メディナ記者によれば、対戦したスパーズの指揮官であるグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)が、レブロンの誕生日を祝福したという。「彼の聡明さ、不屈の闘志、人間性、そしてさらなる高みへと目指すその姿勢に称賛を示したい。それらを踏まえれば、彼のここまでの功績の素晴らしさがわかるはずだ。彼は今でもこのリーグにやってきた時のようだ」と、コメント。18年ものシーズンを歩みながらも、衰えずトップアスリートであり続ける彼を称賛した。
「彼は熟練したプロフェッショナルで、扱える技術を惜しみなく利用する」と、ポポビッチHCはコメントを続ける。「彼の精神と肉体の状態こそが、今の特別な彼を作り出している。これまで試合で活躍してきたどの選手たちよりもそれは特別なものだ」と締めくくるその言葉は、レブロンが偉大な選手の1人であることを改めて認識させるものだった。
“キング”という愛称で親しまれるレブロンだが、まさしくその名に相応しい戦いぶりをみせ、未だに王座から退く様子がない。今季開幕前にレイカーズと契約を延長した彼だが、果たして現役を退くその時までにあとどれだけ偉大な功績を残していくのかに注目したい。