2020.12.28

レブロン・ジェームズが『AP』の年間最優秀男性アスリートに通算4度目の選出

新たな勲章を手に入れたレブロン[写真]=Getty Images
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 12月27日(現地時間26日)、ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズが『AP』の年間最優秀男性アスリート賞に選ばれた。

 1931年に始まった同賞において、これまで男性のアスリートとして最も多く選出されたのはランス・アームストロング(自転車プロロードレース)とタイガー・ウッズ(ゴルフ)の4度。レブロンは通算4度目となり、歴代最多タイに並ぶこととなった。

 今月30日に36歳を迎えるレブロンは、コート内外で多大な影響力を及ぼし、バスケットボール界の“キング”、“More Than An Athlete”(アスリートを越える存在)として君臨。

 昨季はレイカーズを10年ぶり通算17度目のNBAチャンピオンへと導き、自身4度目の優勝を達成。さらには前人未到となる異なる3チームでファイナルMVPを獲得し、新たな歴史を刻んだ。

 また、アメリカの大統領選挙や人種差別問題を撲滅すべく“Black Lives Matter”でも持論を展開し、SNSなどを通じて世界中に拡散するなどコート内外における活躍が光った。

「フロアの中で自分には何ができるのかは依然として分かっている。当然、俺はゲームへ全てを注ぎ込んでいる。でも今はそれ以上に、フロアを出たところでより大きなインパクトを与えることができている。フロアの中よりもね。だからバスケットボールをプレーすると共に、多くの人たちをインスパイアし続けていきたい」。

 レブロンは同賞を受賞して『AP』へそう語ると、さらに「俺にはフロアを出たところでもっと多くのことができると思っている。人々の能力を高めて、インスパイアして、力を与えていきたいんだ」と続けた。

 バスケットボール選手という枠を超え、世界中で影響力を及ぼすレブロン。今年コート内外で見せたこの男の働きぶりは、申し分ないものだったと言っていい。

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