2021.01.19
強豪ひしめくウェスタン・カンファレンスで首位を走るロサンゼルス・レイカーズ(1月14日現在)。3カ月前までNBAファイナルを戦っていた疲労感は、オフシーズンの計画的な補強により厚みを増した選手層でカバーし、主力・ベテラン陣の出場時間をコントロールしながら、チーム力で白星を積み重ねている。
2019-20シーズンのNBAチャンピオンは、連覇に向けて視界良好のように思える。しかし、チームを率いるレブロン・ジェームズには一切の油断がなく、現在はリーグ最高のディフェンシブチームを目指して精進しているという。
以下は、『Lakers Daily』のライターであるライアン・ワードがツイッターにポストした映像。そのなかでレブロンは、こう語っている。
LeBron on the Lakers' defense: "We want to be the best defensive team in the league." pic.twitter.com/A9yO1KCdlA
— Ryan Ward (@RyanWardLA) January 11, 2021
「俺たちの目標は、リーグでナンバーワンのディフェンシブチームになることだ。試合映像を観て、シュートアラウンドも手を抜かず、その習慣を継続的に身につけるためには、フロアや試合で実践するための練習が必要だ」
「俺たちは今年、トレズ(モントレズ・ハレル)、デニス・ザ・メネス(デニス・シュルーダー)、マルク(・ガソル)といったタレントを含め、新たに5人の選手をローテーションに加えた。俺たちは全員が快適な関係を築き、ローテーション内で機能し、どのようにチームを構築するかを考え、ペイント、ペリメーター関係なくプレーしている。俺たちはリーグでベストな守備を敷けるチームになりたいし、今日はいいスタートだった」
そして、レブロンはこのコメントをすでに有言実行している。
昨シーズン、レイカーズのディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりに相手チームに許す失点)は、リーグ3位の107.14点だった。しかし、今シーズンはレーティングが105.42点にまで向上。これは、2位のクリーブランド・キャバリーアズに1.5点差をつけ、リーグナンバーワンの成績を収めている。
さらに、レブロンは選手個人としても、リーグベストのディフェンダーであることを証明している。『Golden State Warriors Subreddit』が開示したデータによると、レブロンはシュートを放つ相手選手とのマッチアップにおいて、相手のショット成功率をわずか34パーセントに押さえ込んでいる。これもアンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ)や同僚のアンソニー・デイビスという並み居る選手たちを抑えて、リーグトップの数値だ。
Top defenders this season by defended field goal percentage with a minimum of 100 DFGA:
1. Lebron James – 34.0% (34/100)
2. Andre Drummond – 37.3% (50/134)
3. Anthony Davis – 37.5% (48/128)
4. Andrew Wiggins – 37.7% (52/138)
5. Caris LeVert – 37.7% (46/122) pic.twitter.com/eE22FYNx99— r/Warriors (@GSWReddit) January 11, 2021
「勝って兜の緒を締めよ」とは、まさにこのこと。どんなに破壊力のあるチームでも、レイカーズの牙城を崩すのは骨の折れる作業になるだろう。
文=Meiji
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