ビールのフランチャイズ史上最多タイの60得点も実らず、ウィザーズはシクサーズに敗戦

キャリアハイの60得点をたたき出したビール[写真]=Getty Images

第3Q中盤に背負った21点差を挽回するも、エンビードらの前に勝ち切れず

 1月7日(現地時間6日、日付は以下同)に行なわれたワシントン・ウィザーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズによる一戦は、141-136というハイスコアリングゲームの末にシクサーズが勝利し、5連勝を飾った。

 リーグベストの7勝1敗としたシクサーズでは、ジョエル・エンビードが38得点に8リバウンド5アシスト3スティール3ブロック、セス・カリーが28得点、トバイアス・ハリスシェイク・ミルトンがそれぞれ19得点、ベン・シモンズが17得点6リバウンド12アシスト、ダニー・グリーンが15得点と続き、チーム全体でフィールドゴール成功率61.7パーセント(50/81)、3ポイント成功率62.1パーセント(18/29)を残し、ウィザーズを粉砕。

 ウィザーズは前半終了時点で15点、第3クォーター残り7分45秒の時点で21点ビハインド(77-98)を背負うも、ブラッドリー・ビールやイシュ・スミス、ダービス・ベルターンスらの奮闘で第4クォーター途中に逆転に成功するなど見事な挽回を見せたものの、「相手は俺にゲームを締めくくるようにしてくれた。俺に支配するようにしたのさ」と語ったエンビードが最終クォーターだけで11得点をたたき出した。

 この試合、ビールは前半だけで32得点、第3クォーター終了時点で57得点と大爆発し、試合全体でキャリアハイかつフランチャイズ史上最多タイの60得点をマークしたものの白星をつかめず。

 スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)はキャリアハイを更新したビールを「スペシャルな選手。彼は特別な男だ。私がこのチームに来てから5年というもの、彼は毎年向上している」と称えたものの、ビール自身は「俺はキャリアハイの得点を残しても負け続けているからカウントしていない。だからどうでもいい」と敗戦を悔やんだ。

 ウィザーズではビールのほか、ラッセル・ウェストブルックが20得点8リバウンド12アシスト3スティール、ベルターンスが17得点、スミスが9得点5リバウンド5アシストを記録。

 先発パワーフォワードを務めた八村塁は24分9秒の出場で8得点2リバウンド。フィールドゴール成功率50.0パーセント(2/4)、3ポイント成功率100.0パーセント(1/1)、フリースロー成功率75.0パーセント(3/4)と、ショット成功率はまずまずだったものの、1対1やミスマッチの状況がなかなか生まれず、ショットまで持ち込めないシーンもあった。

 ウィザーズは9日にアウェーでボストン・セルティックス戦、翌10日にホームでマイアミ・ヒート戦と、イースタン・カンファレンスの強豪チームとの2連戦が控えている。

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