ペリカンズのボールとレディック、ウォリアーズのウーブレイJr.とピストンズのローズがトレードのウワサに
NBAの2020-21シーズン開幕から約1か月が経過し、各チームが12試合以上を消化。1月26日(現地時間25日、日付は以下同)終了時点で、イースタン・カンファレンスではフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(12勝6敗)、ウェスタン・カンファレンスではロサンゼルス・レイカーズ(14勝4敗)がそれぞれ首位にいる。
そんななか、27日に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は現状のトレードトークについて報じた。
まずはニューオーリンズ・ペリカンズ。新指揮官にスタン・バン・ガンディを迎えた今季、ブランドン・イングラムとザイオン・ウィリアムソンを中心としたチームは5勝10敗でウェスト14位。
同記者によると、先発ポイントガードのロンゾ・ボール、ベテランシューターのJJ・レディックに関するトレードの問い合わせを受けており、トレードの話し合いに応じる姿勢を見せているという。
ボールとレディックは今季年俸がいずれも1100万ドル(約11億3300万円)を超えているものの、前者は今季終了後に制限付きフリーエージェント(FA)、後者は制限なしFAとなる。
ペリカンズとしては両選手を放出し、ニケイル・アレキサンダー・ウォーカー、カイラ・ルイスJr.のプレータイムに割り当てようとしているようだ。
また、ペリカンズはゴールデンステイト・ウォリアーズとトレードについて話し合いをしており、今季終了後に制限なしFAとなるスイングマン、ケリー・ウーブレイJr.を絡めたものになっているという。
そしてデトロイト・ピストンズのベテラン司令塔、デリック・ローズに対してニューヨーク・ニックスとロサンゼルス・クリッパーズが獲得に興味を示していると同記者が報道。今季終了後に制限なしFAとなるローズは、昨季もレイカーズやシクサーズが獲得に関心を見せていたが、結局ピストンズを退団することはなかった。
ニックスにはシカゴ・ブルズとミネソタ・ティンバーウルブズでローズを指導してきたトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)がおり、クリッパーズにはクリーブランド・キャバリアーズ在籍時の指揮官、タロン・ルーHCがいる。
今季成立したトレードとしては、ジェームズ・ハーデンがヒューストン・ロケッツからブルックリン・ネッツへ移籍した4チーム間の大型トレードが真っ先に挙がる。だが3月26日のトレード・デッドラインまでに、今季も複数のトレードが成立することになるかもしれない。