ミッチェル不在も、ボグダノビッチが今季最多の32得点の爆発でマブスを撃破
「僕らはものすごく特別なグループだ。このチームは2人のスターから始まる。ルディ(ゴベア)とドン(ドノバン・ミッチェル)という、リーグで最もアンセルフィッシュなスターがいる。そしてあの2人のスタイルがロースター全体に浸透するんだ。僕らは互いに自己犠牲をしているのさ」。
ユタ・ジャズの司令塔マイク・コンリーは、1月30日(現地時間29日、日付は以下同)に行なわれたダラス・マーベリックス戦を120-101で制した後にチームを称えた。
この日ジャズはエースのミッチェルがリーグの定める脳震盪のプロトコルのため欠場したものの、7本の3ポイントを成功させたボーヤン・ボグダノビッチがゲームハイの32得点の大暴れ。さらにはコンリーが22得点9アシスト3スティール、ジョーダン・クラークソンが18得点6リバウンド、ゴベアが17得点12リバウンド2ブロック、ジュワン・モーガンが12得点7リバウンド3スティール、ジョー・イングルズが10得点4リバウンド4アシストと続いた。
シーズンハイの32得点を奪ったボグダノビッチは「今朝コーチたちからもっとショットを放つように、もっとアグレッシブに行くようにと言われたんだ。でももし自分が苦しんでいたら難しいことだよね。だから僕はシュート成功率がどうであれ、アグレッシブに攻め続けようとしたんだ」と明かし、ジャズを破竹の11連勝へとけん引。
また、この試合でイングルズは2本の3ポイントを成功させたことで通算846本に到達。これにより、ジョン・ストックトン(元ジャズ)が保持していたフランチャイズ史上最多成功数(845本)を塗り替え、チーム史上トップへと順位を上げた。
リーグ随一のタフガイとして知られるオーストラリア出身の万能戦士は、この記録についてこう振り返っている。
「もし僕にはカール(マローン/元ジャズほか)とジョンというこの球団にとって偉大な2人が持つ記録を破るチャンスがあるかもしれないと言われたら間違いなく笑ってしまうだろうね。それにこんなチャンスをつかめるとはね…。だけどこの記録についてあまり考えすぎないようにしていたよ」。
リーグトップの15勝4敗としたジャズに対して、マブスはルカ・ドンチッチが25得点6リバウンド7アシストを記録するなど、計5選手が2ケタ得点を残したものの、4連敗となった。