「ブレイクだから、もちろん休みたいよ。でもね。オールスターに出場するのは光栄なことなんだ」とヨキッチ
今季のNBAは通常の82試合ではなく、72試合の短縮でレギュラーシーズンが行なわれている。新型コロナウイルスの影響で20試合以上が延期となっており、3月6日(現地時間5日、日付は以下同)から11日までオールスターブレイクが予定されているものの、各チームがハードスケジュールとなっている。
そんな中、29日からNBAではオールスターのファン投票がスタートしており、3月8日にオールスターゲームを小規模で開催する方向で現在NBAとNBA選手会(NBPA)が話し合いを進めている。
ではコートでプレーしている選手はどんな思いを抱いているのか。1月30日のサンアントニオ・スパーズ戦を終え、アウェー5連戦を4勝1敗で終えたデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、地元メディア『The Denver Post』からオールスターの開催について聞かれ、こう答えていた。
「ここ2年間、オールスターに出場していた。僕はプレーできるシェイプにある。(オールスター)ブレイクだから、もちろん休みたいよ。でもね。オールスターに出場するのは光栄なことなんだ。たくさんの人たちがいる中から代表としてプレーできるからね。僕にとっても家族や(母国の)セルビア、(生まれ故郷の)ソンボルを代表することになる。だからあの場にいることは光栄なこと」。
ヨキッチ擁するナゲッツは30日終了時点でウェスタン・カンファレンス4位タイの11勝8敗。25歳の万能型ビッグマンは、ここ2年連続でオールスター入りしており、オールNBAチームにも名を連ねている実力者。
キャリア6年目の今季も、ここまで19試合に出場して平均35.7分25.7得点11.7リバウンド8.7アシスト1.7スティールと、いずれもキャリアハイの成績を残しているため、もしオールスター開催となればほぼ確実に選ばれるだろう。
もし球宴開催となれば、オールスターブレイク期間中に身体を休める時間が減るかもしれない。それでも、ヨキッチが語ったようにオールスターへ出場することは選手たちにとって名誉なことであり、記録にも記憶にも残るだけに、開催されれば大いに盛り上がるのではないだろうか。