2021.02.01
12月29日(現地時間28日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツはホームのボール・アリーナでヒューストン・ロケッツと一戦を交えた。
開幕2連敗中のナゲッツは、この試合で序盤から猛攻をしかけ、第3クォーター終了時点で106-83と大差をつけ、最終スコア124-111でロケッツを下して今季初勝利を収めた。
昨季プレーオフでウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったナゲッツは、この日ジャマール・マレーが21得点5リバウンド、ポール・ミルサップが19得点、マイケル・ポーターJr.が14得点9リバウンド、ギャリー・ハリスが14得点3スティール、モンテ・モリスが12得点5アシスト、ウィル・バートンが11得点をマーク。
チーム全体でフィールドゴール成功率52.9パーセント(46/87)、3ポイント成功率45.2パーセント(14/31)を残すなど、ショットが絶好調だった。
そして大黒柱のニコラ・ヨキッチは今季早くも2度目のトリプルダブル(19得点12リバウンド18アシスト)に3スティール1ブロックと猛威を振るった。213センチ128キロ(公称)のビッグマンながら、キャリアハイの18アシストという驚異的な数字を残した。
『NBA History』によると、ロケッツ戦でヨキッチが残した18アシストは、センターの選手としては1968年3月20日にウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)が記録した19アシスト以来という快記録。
歴代屈指の万能型ビッグマンとしての評価を確立したヨキッチは、今季ここまで3試合を終えて平均トリプルダブル(24.0得点12.0リバウンド14.0アシスト)に1.3スティール1.0ブロックと申し分ない成績を残している。
自身の類まれなパスセンスについて、ヨキッチはフロアの中でパッシングレーンを素早く読むことで学んできたと話しており、「僕はそうやってプレーしてきただけ。オープンな選手を見つけようとしてきたんだ。僕のコーチたちは、これまで僕にそうするようにと自由にさせてくれたんだ」と明かした。
ヨキッチとフロントコートでコンビを組んで4年目のミルサップは「彼はすごい選手であり、すばらしい才能の持ち主。皆が分かっているんだ。オープンになったら、彼が見つけてくれるとね」と絶大な信頼を寄せていた。
一方のロケッツは、ジェームズ・ハーデンが34得点6リバウンド8アシスト、クリスチャン・ウッドが23得点2スティール2ブロックをあげるなど、計4選手が2ケタ得点を残すも敗戦。今季成績を0勝2敗としている。
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