「試合に勝つために僕の得点が必要ならば、たくさんスコアしていくさ」
2月1日(現地時間1月31日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツがホームのボール・アリーナで、今季リーグ最長となる11連勝と絶好調のユタ・ジャズ戦に臨んだ。
ジャズは脳震盪のプロトコルのため2試合を欠場していたドノバン・ミッチェルが3試合ぶりに復帰し、ベストな布陣で臨んだのだが、この日はリーグ最高級の万能型ビッグマン、ニコラ・ヨキッチが大暴れを見せ、ナゲッツが128-117で勝利し、ジャズの連勝をストップさせた。
「このチームが必要としている時に、僕が得点していけたらいいね。大事なのは試合に勝つこと。そのために必要ならば、たくさんスコアしていくさ」と振り返ったヨキッチは、キャリアハイに並ぶ47得点に12リバウンド5アシスト2スティール1ブロックの大活躍。
211センチ128キロのサイズに豊富なスキル、抜群のバスケットボールIQを兼備する25歳は、フローターやスピンムーブから柔らかなフィニッシュ、パワードリブルからフックショット、3ポイントにティップショット、リバースレイアップを織り交ぜてジャズを粉砕。フィールドゴール26投中成功17本(うち3ポイントは4本ノーミスで成功)、フリースロー10投中9本を沈めてみせた。
ナゲッツはこの試合でジャズから最大28点ものリードを奪い、ペイントエリアにおける得点で48-24と圧倒。ヨキッチのほかにはウィル・バートンが3ポイント5本成功を含む18得点に6アシスト、ジャマール・マレーが16得点5アシスト、ファクンド・カンパッソが11得点5アシスト、マイケル・ポーターJr.が11得点、ポール・ミルサップが10得点と続いた。
バートンはセルビア出身の大黒柱についてこう話す。
「彼に言ったんだ。『50得点を狙えよ』ってね。でも彼を知っている人なら分かるよね。あの男はそういうことを気にかけたりしないんだ。彼はバスケットボールをプレーしているだけ。アグレッシブにね。彼はそういう男なのさ」。
一方のジャズではボーヤン・ボグダノビッチの29得点を筆頭に、計7選手が2ケタ得点を残したものの、14得点以上をあげたのは1人のみ。13得点に5ターンオーバーで終わったミッチェルは「僕らは自分たちのベストなプレーができなかった」と悔やんだ。