ベン・シモンズがキャリアベストのシーズンを送るエンビードについて「彼は試合を支配している」

今季シーズン平均29.4得点とキャリアハイをマークしているエンビード[写真]=Getty Images

「彼を止めることができた選手を見たことがない」とシモンズ

 今季開幕前、オフシーズン中にフロントとコーチングスタッフ、ロスターも編成を行ったフィラデルフィア・セブンティシクサーズ。優勝のための大規模な改革の効果はシーズン序盤で数字に表れており、2月13日(現地時間12日)の時点で18勝8敗とイースタン・カンファレンスの首位を走っている。

 そのなかでもベン・シモンズと並んでシクサーズをリードするジョエル・エンビードは、今季キャリアベストの成績をここまで残している。平均29.4得点はキャリアハイであり、また10.9リバウンド2.9アシスト1.3スティール1.3ブロックを記録。さらにフィールドゴール成功率は54.5パーセント、3ポイントシュート成功率も38.1パーセントと軒並みキャリアハイをマーク。戦績好調なシクサーズの中心にいることは間違いない。

『The Athletic』のデレック・ボドナー記者によれば、今季のエンビードの目覚ましい活躍について、シモンズが言及したそうだ。「彼はどうすればゲームを支配できるのか、その答えにたどり着いたのだと思う。彼はさらにプレーに磨きがかかっていて、特にパスの技術と精神的には忍耐強くなっている」とコメント。「今では試合をより有利に戦えるようになっていて、ここまで支配し続けているよ。彼を止めることができた選手を見たことがない」と、相棒のパフォーマンスを称賛している。

 エンビードはその鍛えこまれた肉体でインサイドでイニシアチブを握るだけでなく、現代的なビッグマンとしてアウトサイドシュートも得意としている選手だ。また誰よりも情熱を秘めており、競争意識が高いスター選手の1人でもある。ポテンシャルを秘めた彼ならば、抜本的な改革を行ったシクサーズで今後ますます大きな活躍をしてくれることだろう。

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