2021.11.26
開幕から24試合を終えて、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは17勝7敗でイースタン・カンファレンス首位を堅持。ここ6戦で見ても5勝1敗と好調を維持している。
2月5日(現地時間4日、日付は以下同)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦こそ105-121で敗れたものの、7日のブルックリン・ネッツ戦を124-108で制してみせた。
ここまで大黒柱のジョエル・エンビードがキャリアハイの平均29.3得点に加え、10.7リバウンド2.7アシスト1.3スティール1.2ブロックを残しており、フィールドゴール成功率55.3パーセント、3ポイント成功率39.0パーセント、フリースロー成功率85.0パーセントと、ショット全般でも自己最高ペースと絶好調。
そして今季はエンビード、ベン・シモンズ、トバイアス・ハリス、ダニー・グリーン、セス・カリーの先発陣で臨んだ試合で13戦負けなしという不敗神話がある。カリーはブレイザーズ戦を欠場し、ネッツ戦に出場したシモンズについてこう話していた。
「彼はフロアにいる皆へインパクトを与えてくれる。彼の持つエナジーだね。彼がたくさん得点しているかどうかは関係ないんだ。ディフェンス面で(相手チームへ)大混乱を引き起こすからね。ターンオーバーを誘発し、僕らのショット機会を増やすべくペースを上げてくれる。オフェンスをけん引してくれるからいつだってプラスなんだ」。
211センチ108キロという驚異的なサイズを誇る超大型ポイントガードは、今季ここまで平均13.5得点8.3リバンド8.0アシスト1.8スティール0.9ブロックにフィールドゴール成功率54.5パーセント。
得点はペイントエリアが中心で、アウトサイドからのショットについては依然として得意としていないものの、今季シクサーズはカリーとグリーンという有能なシューターを配置しており、バランスよくオフェンスを組み立てることができていると言っていい。
「ベンは僕らのために多くのことをやってくれる。リーグには高得点をたたき出す選手がたくさんいるけど、彼は毎晩抑え込んでくれる。僕らは間違いなく彼のやることなすことに感謝しているよ」。
カリーがそう話したように、シモンズはその屈強な肉体と身体能力の高さ、持ち前のセンスを駆使してディフェンス面で貴重な働きを見せている。
昨季は平均2.1本で初のスティール王に輝いたほか、オールディフェンシブファーストチーム入りも果たしており、複数のポジションをガードできる多彩さも持ち合わせている。ポイントガードにシモンズという唯一無二の超大型選手を擁することは、シクサーズにとって大きなアドバンテージになっていることは間違いない。
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