2月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージは、2年ぶり7度目のオールスター入りを決め、この日行なわれたワシントン・ウィザーズ戦では3ポイント85.7パーセント(6/7)を含む計30得点をたたき出し、勝利に貢献した。
クリッパーズ在籍2シーズン目の今季、ジョージはここまで平均24.6得点6.2リバウンド5.4アシスト1.2スティールに加え、いずれも自己最高となるフィールドゴール51.7パーセント、3ポイント48.6パーセントと好調を維持している。
その最大のモチベーションとなっているのは、昨季のプレーオフでデンバー・ナゲッツに3勝1敗から3連敗を喫して失意のエンディングを迎えたことだった。数多くの批判を浴びてきたジョージにとって、今季はいわば“リベンジ”と言っていいシーズン。
「(オールスターは)いい道しるべだ。自分のシーズンがどのように進んできたのかを見るうえでね。でもそれは俺が望む位置ではない。俺にはもっとやらなきゃいけないことがある」。
24日にそう語ったジョージは、対戦相手から「過去にこだわって生きている」と聞いたことがあると明かした。そして自分のことを疑う人たちへ、そのことが間違っていると証明することをモチベーションにしているという。
もっとも、指揮官はそういった否定的なことを意に介してはいない。昨季アシスタントコーチとしてクリッパーズ入りし、今季からヘッドコーチを務めるタロン・ルーは「彼はいつだってオールスター選手なんだ。私の眼にはね。彼はリーグでもトップの2ウェイプレーヤーの1人であり、長い間そのレベルを保っている。だから(オールスター入りは)ふさわしい。今シーズン、彼はオフシーズンの間にハードワークしてきたことをコート上で見せてくれているよ」と称賛した。
クリッパーズはウィザーズに勝利したことで、ウェスタン・カンファレンス2位(23勝10敗)へと浮上。今シーズンは折り返し地点に近づいた段階ではあるが、ジョージには是非ともシーズン後半戦ならびにプレーオフに向けて、活躍を続けてほしいところだ。