4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはロサンゼルス・クリッパーズを下したことで、11シーズンぶりのプレーオフ進出を決めた。
そのサンズでけん引役を務めるクリス・ポールは、試合後の会場インタビューで初のプレーオフへ臨むこととなったエースのデビン・ブッカーについてこのように話していた。
「うれしいね。彼は(プレーオフでプレーするに)ふさわしい男だからだ。このリーグではときどき、誰かのすばらしさに感謝するチャンスに恵まれないことがある。でもデビンはこれまでずっと見事な仕事をこなしてきた。ついに世界が彼を(プレーオフで)目にすることになるんだから僕はうれしいよ」。
サンズはブッカーを筆頭に、ディアンドレ・エイトンやミケル・ブリッジズ、キャメロン・ジョンソンといった主力がプレーオフ未経験。だが今季から加入したポール、昨季マイアミ・ヒートの主力としてNBAファイナルまで勝ち上がったジェイ・クラウダーなど、ベテラン陣が初のプレーオフを迎えるチームをまとめていくことが期待できる。
もっとも、ポールはサンズの主役はあくまで生え抜きのキャリア6年目、ブッカーだと話している。
「僕がここに来てからというもの、彼が信頼してくれていること、そして彼と一緒にプレーできていることに感謝している。彼の持つ毎晩戦う姿勢と無私無欲さがなければ、このチームが今この位置にいることはなかった」。
30日終了時点で、サンズ(44勝18敗)はウェスタン・カンファレンス2位という好位置におり、ウェストトップシードまで浮上する可能性も残されている。ポールとブッカーを中心にまとまりを見せるサンズの快進撃がどこまで続くのか、今後の戦いぶりに注目していきたい。