5月1日(現地時間4月30日、日付は以下同)に行なわれたサクラメント・キングス戦で、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが21試合ぶりの戦列復帰を飾った。
レブロンは31分51秒のプレータイムで16得点8リバウンド7アシスト2スティール1ブロックに5ターンオーバー。ダブルクラッチのレイアップやポストアップからのフックショット、ターンアラウンドからフェイダウェイジャンパーに3ポイントを決めつつ、チームメートたちの豪快なダンクも演出するなど、その存在感は健在。
レイカーズは最終クォーターに18-32と失速してしまい、106-110でこの試合を落としたものの、ようやくフルメンバーがそろった。
「この6週間で初の試合ではあったけど、いい感じだった。呼吸の面でもすごくいい感じだったね」と振り返ったレブロンは、今季でキャリア18シーズン目の大ベテラン。レギュラーシーズンだけで計4万9971分、プレーオフでは歴代最多となる1万811分もコートに立っており、長いキャリアの中で蓄積してきた疲労があることは事実。
そのため、レブロン自身も「俺が100パーセントの状態で戻ってくることはないと分かっていた。それは不可能なことだ。キャリアの中で、俺が再び100パーセントになって戻ることはないと思う」と口にしていた。
ディフェンディング・チャンピオンのレイカーズは、4月23日にアンソニー・デイビスが復帰し、レブロンもラインナップに戻ったのだが、両選手のコンディション調整、新加入のアンドレ・ドラモンドとの連係など、プレーオフまで残された時間は少ない。
「あと9試合しかない。今シーズンは、とんでもないシーズンになっていることは間違いない。でも俺たちはこの挑戦を楽しみにしている。それが現実なのさ。これから先、俺たちは最大限の力を発揮していかなきゃいけない」とレブロンは意気込む。
レイカーズはキングス戦を終えてウェスタン・カンファレンス5位の36勝27敗。だが6位のダラス・マーベリックス(35勝27敗)が0.5ゲーム、7位のポートランド・トレイルブレイザーズ(35勝28敗)も1.0ゲーム差で迫っており、黒星が続いてしまうとプレーイン・トーナメント出場を余儀なくされるだけに、経験豊富なベテラン軍団がスイッチを入れて、再び白星先行へと切り替えることができるか注目していきたい。