2021.04.30
4月28日(現地時間27日)。NBAのレジェンド、ジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)がポッドキャスト番組「Posted Up with Chris Haynes」に出演。
そこでドクターJはNBA史上最強のファーストチーム、セカンドチームとして下記の選手たちをリストアップした。
※チーム名は略称
■ドクターJがセレクトしたファーストチーム
オスカー・ロバートソン(元ロイヤルズほか)
ジェリー・ウェスト(元レイカーズ)
エルジン・ベイラー(元レイカーズ)
ビル・ラッセル(元セルティックス)
ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)
■ドクターJがセレクトしたセカンドチーム
アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)
マイケル・ジョーダン(元ブルズほか)
ラリー・バード(元セルティックス)
カール・マローン(元ジャズほか)
カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)
ABAとNBAで計16シーズンをプレーし、殿堂入りも果たしたスーパースターは、自身を入れずに歴代ベストな2チームを発表。いずれもリーグ史に名を残すスーパースターたちではあるものの、そのうち多くの選手はアービングが現役時代に対戦してきた選手たちであり、2000年以降に現役でプレーしていたのはジョーダンとマローンのみ。
そしてジョーダンと共に“G.O.A.T.論(史上最強の選手論)”で登場するレブロン・ジェームズ(レイカーズ)がトップ10から落選することに。レブロンは引退後の殿堂入りが確実なスーパースターであり、36歳を迎えた今でもリーグでも指折りの実力者。ここまでに挙がっていた選手たちの中にレブロンが入ったとしても全く違和感はないのだが、アービングはこう話していた。
「レブロンのことを見たとき、何人かは彼のことを選ぶだろう。でも彼は何度かスーパーチームの先頭に立ってきた男なんだ。マイアミ、クリーブランド、そして今はロサンゼルスでスーパーチームをまとめている」。
アービングにとって、レブロンはスーパーチームを形成してチャンピオンシップを獲得したという認識なのかもしれない。ヒートではドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)とクリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)、第二期キャブズ在籍時にはカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)とケビン・ラブ、レイカーズではアンソニー・デイビスというリーグ最高級のビッグマンと共に超強力ダッグを形成し、レブロンは計4度のリングを手にしてきた。
とはいえ、優勝した4度でいずれもファイナルMVPを手にしたのはレブロンであり、攻防両面で所属チームをチャンピオンへと導いてきたことは事実。8連覇を達成したセルティックスに在籍していた選手を除くと、レブロンは史上最多となる10度のファイナル進出を果たしている。
そもそも、SNSによってさまざまな情報が世界中に拡散されている今だからこそ、スーパーチーム形成が目立っているものの、過去のチャンピオンチームにも数多くスーパーチームは存在していただけに、レブロンがそれを理由に除外されることには違和感がある。
もちろん、これはあくまでアービングの持論であり、レブロンは現時点でもNBA史上トップ5、少なくともトップ10には入るスーパースターなのは間違いないだけに、戦列復帰した後にレブロンがどんなパフォーマンスを見せてくれるのかは楽しみ。大の負けず嫌いな“キング”は、アービングがセレクトしたオールタイムチームをモチベーションとし、発奮材料へと変えていくに違いない。
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