ウェストブルックをメンターとする八村塁「いろんなことを学んでいる」

ペイサーズ戦でチームトップの27得点をマークした八村(写真は3月28日のピストンズ戦)[写真]=Getty Images

「本当にプレー面でもオフコートでも、ラスとは色んなことを話します」

 5月4日(現地時間3日)、ワシントン・ウィザーズはホームでインディアナ・ペイサーズと対戦。この日前半から非常にオフェンシブなバスケットボールを展開したウィザーズが、終盤までペイサーズを圧倒。最終的に154-141で勝利し、ブラッドリー・ビールが26得点6アシスト、ラッセル・ウェストブルックが14得点21リバウンド24アシストをたたき出すなど、合計9人の選手が2ケタ得点をマークしている。

 そしてこの試合でチームハイとなる27得点を挙げたのが八村塁である。このゲームでは3ポイントシュートやミドルレンジジャンパーに加えて、5本のダンクを成功。ウェストブルックからのアリウープダンクや、トランジションでもワンハンドダンクを叩き込むなど、オフェンスで存在感を放っていた。

 八村は試合終了後、インタビューに応じた。「出だしからいい感じでできて、オフェンスの部分では160得点くらい取ったので、そこはよかったんじゃないかなと思います」と、まずはゲーム内容を振り返る。またウィザーズが球団記録となる50アシストをマークするなど、ボールのムーブメントが優れていた点についても「皆で(ボールを)シェアできた」と言及した。

 次にこのゲームでキャリアハイに並ぶ24アシストをマークしたウェストブルックについて、八村はコメント。「信じられないですね(笑)。すごく軽くやっているような感じだったので、すごいなと思います」と語り、八村自身が27得点挙げられたことに関しては、「最初はシュートを落としていたんですけれど、ラスとのコンビネーションが上手くいっていたんじゃないかなと思います。そういうところでイージーショットを打ててよかったなと思います」と、ウェストブルックとの連携についても言葉にした。

今季はメンターとして八村を支えているウェストブルック[写真]=Getty Images


 そしてウェストブルックが、八村をより早く成長させているというスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)のコメントについて、八村は以下のように自身の見解を述べている。

「そうだと思います。本当にプレー面でもオフコートでも、ラスとは色んなことを話します。そういうなかでリーグでベストプレーヤーとしてどうやっていくのか、毎試合毎試合挑んで、同じようなパフォーマンスをハイレベルでやるというのがすごいことだと学んできています。それをやるためにも、そういう選手が真横にいて、生活も一緒にしてきているようなものなので、すごいいろんなことを学んでいますね」

 今季NBA2年目を迎え、ウェストブルックをメンターとする八村は、攻守で大きな成長をみせている。プレーオフ進出を目指すウィザーズにとってますます重要な存在になっているが、今後も多くの人々が八村の活躍に注目していくに違いない。

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