デイミアン・リラード、CJ・マッカラムという2人のスコアリングガードを擁するポートランド・トレイルブレイザーズは、5月5日(現地時間4日、日付は以下同)終了時点で36勝29敗と、ウェスタン・カンファレンス7位にいる。
今後ウェスト6位まで浮上すれば自動的に、7位以下であればプレーイン・トーナメントを勝ち抜けば、8シーズン連続のプレーオフ出場に手が届くこととなる。
そんな中、6日に『The Athletic』へ掲載された記事の中で、シャムズ・シャラニア記者とサム・アミック記者が情報筋から得たものとして、もし今季のプレーオフでインパクトを残すことができなかった場合、ブレイザーズはテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)と決別するようだと報じた。
ストッツHCはブレイザーズを指揮して今季で9シーズン目。過去7シーズンのうち、チームは3度のファーストラウンド突破を果たしており、19年にはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったものの、契約をあと1年残して指揮官を代える可能性があるという。
ブレイザーズはオフェンシブ・レーティング(117.0)でリーグ5位と、今季も攻撃力はリーグ有数ながら、ディフェンシブ・レーティング(116.4)ではリーグ29位と守備面に難を抱えており、プレーオフを勝ち上がることができるかは微妙と言わざるをえない。
同メディアによると、ストッツHCの後任として候補に挙がっているのはジェイソン・キッド(ロサンゼルス・レイカーズ アシスタントコーチ)、ネイト・マクミラン(アトランタ・ホークス 暫定HC)、デイブ・イェーガー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ アシスタントコーチ)、チャウンシー・ビラップス(ロサンゼルス・クリッパーズ アシスタントコーチ)、ブレント・バリー(サンアントニオ・スパーズ バスケットボール運営部門の副代表)といった面々。
マクミランやイェーガーはディフェンス強化に定評があるだけに、ブレイザーズは今季のプレーオフで早々に敗退となった場合、ディフェンス面に力を入れていくことにシフトしていくのかもしれない。