5月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地フィラデルフィアにて、チーム練習を行なった。
前日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのファーストラウンド初戦を戦い、118-125で敗れたウィザーズは、27日の第2戦で1勝1敗のタイにするべく、フィルムセッションもこなして次戦に備えていた。
プレーオフデビュー戦で36分8秒プレーした八村塁は、フィールドゴール62.5パーセント(5/8)、3ポイント100.0%(2/2)の計12得点に5リバウンドをマーク。日本人史上初のNBAプレーオフ出場を果たした八村は、練習後にこう話している。
「昨日やっと、プレーオフデビューできて、僕としても前から、コーチからもチームメートからも言われていたように、プレーオフのインテンシティだとかフィジカリティはすごい違うということを言っていたので、その中でレギュラーシーズンとは違うものがあったので、昨日経験できてすごく良かったなと思います」。
シクサーズのホームアリーナ、ウェルズファーゴ・センターには1万1160人が詰めかけてホームチームを応援していた。新型コロナウイルスの影響により、まだ集客数に制限があるとはいえ、無観客かつバブル(隔離された地域)で開催された昨年のプレーオフから大きく前進していると言っていい。
「昨日も1万人以上いたんじゃないかというほどの気迫だったので、その中で久しぶりにやれるということもうれしかったですし、すごい楽しいですね」と八村も会場の雰囲気に好印象を抱いていた。
第1戦で、ウィザーズはトバイアス・ハリスに37得点、ジョエル・エンビードに30得点を許しており、次戦以降に両選手をどれだけスローダウンできるかがカギとなってくる。特にハリスとマッチアップする機会が多い八村の働きは、ウィザーズ勝利に不可欠となるだけに、今後の活躍に期待したい。