5月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは翌30日にホームのキャピタルワン・アリーナで迎えるプレーオフ ファーストラウンド第3戦に向けてチーム練習を行なった。
だが27日に行なわれた第2戦の第4クォーター序盤に右足首を捻挫したことで途中退場したラッセル・ウェストブルックは練習に不参加。第3戦の出場も現時点ではquestionable(未定)となっている。
ウェストブルックについて、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は「彼は治療をした。現時点でそれ以上の情報はない。昨日も治療を受けた。これから先も、24時間体制で治療を続けていく予定だ。彼はいつだってチームのために全力で(治療にも)取り組む選手だ。明日、状態を見てから(出場するか)判断する」と語っている。
レギュラーシーズンで、ウィザーズは48分間あたりのポゼッション数(ペース)でリーグトップの104.1を残していたが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの2試合を終えて99.75までダウン。
ブラッドリー・ビールこそ両チームトップのシリーズ平均33.0得点にフィールドゴール52.9パーセントを残しているものの、そのほかの選手たちではウェストブルックの同13.0得点が最多。だがフィールドゴール33.3パーセントとショットが不発で、チーム全体で3ポイント23.8パーセントと決め切れずにいる。
平均11.5得点に6.0リバウンドを残す八村塁こそ3ポイント100.0パーセントをマークしているとはいえ、成功数はわずか3本と少なく、シクサーズへダメージを与えるほどの脅威とはなっていない。
とはいえ、ウェストブルックはシリーズ平均で両チーム最多の12.5アシストを残しているように、ウィザーズのオフェンスをけん引していく選手だけに、第3戦で出場できるかどうかはチームにとっても重要な要素となることは間違いない。