6月8日(現地時間7日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツはミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦に臨み、一度もリードを許すことなく125-86で完勝し、シリーズ戦績を2戦無敗とした。
ネッツはジェームズ・ハーデン(ハムストリング)、ジェフ・グリーン(足底筋膜)という2人の主力を欠いたものの、ケビン・デュラントがゲームハイの32得点に6アシスト、カイリー・アービングが22得点5リバウンド6アシスト、ジョー・ハリスとブルース・ブラウンがそれぞれ13得点、マイク・ジェームズが10得点をマークし、最大49点差をつけるブロウアウト。
ハーデンとグリーンがプレーオフ期間中に戦列復帰する見込みがあるため、ネッツはさらに恐ろしいチームとなる可能性を十二分に秘めていると言っていい。
ただし、今季序盤に右膝の前十字靭帯を部分断裂したスペンサー・ディンウィディーについてはプレーオフも全休することが濃厚なようだ。
スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)が28歳のコンボガードについて「彼はチームに帯同していない。LAで順調にリハビリをしていると信じているよ。(でも)復帰については何も会話を持っていないし、この時点で復帰できるのかさえ分からない」と話していることから、ディンウィディーがプレーオフ中に復帰する可能性は限りなく低いだろう。
ディンウィディーの契約は来季まで残っているものの、プレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今季終了後に制限なしフリーエージェントになることができる。ケガからの復帰のため、今夏に大型契約を結ぶことができるかは微妙だが、昨季は平均20.6得点6.8アシストを残した実力者なだけに、今後の去就は気になるところだ。