NBAは9日(現地時間8日、日付は以下同)デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが2020−21シーズンの最優秀選手(MVP)を受賞したと発表した。
2015−16シーズンからナゲッツでプレーするヨキッチは、今シーズン1試合平均34.6分の出場時間で26.4得点10.8リバウンド8.3アシストをマーク。得点とアシストは自己最高を記録した。また、ヨキッチは2014年のNBAドラフト2巡目41位で指名されており、MVPを受賞した選手で最も順位が低い選手になったという。
受賞決定後、ヨキッチはインタビューに応じ、「(MVP受賞は)大きな成果だ」とコメント。「でも、みんなに言いたいのは自分だけでは達成できなかったということ。これは個人の賞だけど、ナゲッツに所属する全員の努力によるものだ」と感謝の意を表した。
なお、ヨキッチは同賞の投票で1位票を91票獲得。2位のジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が1票、3位のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が5票だったことを鑑みると、圧倒的な差でMVPを受賞したと言える。
相棒のジャマール・マレーを左膝前十字靭帯断裂という大ケガで欠きながらも、47勝25敗でウェスタン・カンファレンス3位に導いたヨキッチ。現在フェニックス・サンズとのセミファイナルを戦っているが、今後どのような活躍を披露するか楽しみだ。
𝐘𝐎𝐔𝐑 2020-21 NBA Most Valuable Player #MileHighBasketball pic.twitter.com/lUcVFMrjid
— Denver Nuggets (@nuggets) June 8, 2021