2021.09.26
今シーズンのプレーオフ ファーストラウンドで、強豪ロサンゼルス・クリッパーズと激突したダラス・マーベリックス。この戦いは第7戦までもつれ込む大接戦となったが、97-104と敗戦したことでマブスのシリーズ敗退が決定した。
とはいえこのシリーズではマブスのルカ・ドンチッチが神がかりなパフォーマンスを披露し、全7試合で平均35.7得点7.9リバウンド10.3アシスト1.0スティールという成績を記録。まだ22歳のNBA3年目でありながら、『神童』と呼ばれるそのポテンシャルを存分に見せつけた。
だがその一方で、チームメートのクリスタプス・ポルジンギスは、ドンチッチが試合でボールを支配していること、周囲から注目されていることに不満を抱いていると、『ESPN』のティム・マクマホン記者が報じている。
クリッパーズとのシリーズでは、平均13.1得点5.4リバウンド1.5アシスト1.9ブロックと、本来の実力を発揮できなかったポルジンギス。今季のレギュラーシーズンから故障に苦しみ、近年は健康状態が優れず、思うような活躍ができていないのも事実だ。しかしポルジンギス本人は第7戦後のインタビューにて、「シンプルに物事を続ける。考えすぎないで、できることに集中していく。それこそもっと優れた選手になるための心構えだ」と、ポジティブな言葉を残している。
シーズン中は健康状態が懸念されるだけでなく、トレードの噂も浮上していたポルジンギス。果たしてフランチャイズプレーヤーとして成長しているドンチッチに、本当にフラストレーションを抱いているのか? 真相は現時点で不明確だ。「オフシーズンはハングリーに練習をこなしていくよ。もっと選手として成長したいし、フィジカル面を強化していきたい」と、ポルジンギスはコメントをしており、今後はドンチッチとのケミストリーが注目されていくことだろう。
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