2021.04.12

スパーズがマブスとの接戦を制す…デローザンの勝ち越しシュートで連敗脱出に成功

エースとしてチームを勝利に導く重要なシュートを沈めたデローザン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 4月12日(現地時間11日)、サンアントニオ・スパーズが敵地でダラス・マーベリックスと対戦した。

 4月に入って5勝1敗と好調なマブスに対し、5連敗中と不審に喘ぐスパーズ。第1クォーター序盤はデジャンテ・マレーを軸としたオフェンスでわずかにリードを奪うも、クリスタプス・ポルジンギスに13得点を奪われるなどしてリードを守りきれず、26-26の同点で最初の12分間を終える。

 続く第2クォーター、序盤はルディ・ゲイパティ・ミルズなどベンチメンバーの活躍でスコアを伸ばすが、残り6分に逆転を許すとそのままマブスに流れが傾く。ルカ・ドンチッチやポルジンギスに得点を重ねられ、51-56と5点ビハインドで後半へ。

 迎えた第3クォーター、徐々に点差を詰めたスパーズは残り9分39秒にマレーのバスケットカウントで逆転に成功。さらに前半わずか6得点に終わったデマー・デローザンが連続得点を挙げるなどリズムをつかみ、スパーズがリードを奪う。しかし、残り4分4秒にドンチッチの3ポイントで逆転されると、その後はリードチェンジを繰り返す一進一退の攻防に。最後はニコロ・メリに3ポイントを決められ88-89とスパーズが1点ビハインドで勝負の最終クォーターへ。

 第4クォーター、開始早々にロニー・ウォーカー4世の連続得点でスパーズが主導権を握ると、残り3分22秒にはリードを9点まで広げる。しかし、ポルジンギスの3ポイントやジョシュ・リチャードソンの得点で点差を詰められると、残り19.8秒にはドンチッチの技ありシュートで同点とされてしまう。

 それでも、スパーズはラストプレーでデローザンが鋭いステップバックからミドルレンジジャンパーを沈め、残り時間1秒を切った土壇場でリードを奪うことに成功する。最後はドンチッチの3ポイントが外れてゲームセット。最終スコア119-117でスパーズが勝利を収め、連敗を「5」でストップさせた。

 勝利したスパーズはデローザンが33得点8アシスト、マレーが25得点4スティール、ウォーカー4世が13得点、ヤコブ・パートルが12得点8リバウンド4ブロックをマークした。

 一方、マブスはポルジンギスが31得点15リバウンド、ドンチッチが29得点7アシスト、リチャードソンが16得点、ジェイレン・ブランソンが11得点をマークするもホームで悔しい敗戦となった。

■試合結果
サンアントニオ・スパーズ 119-117 ダラス・マーベリックス
SAS|26|25|37|31|=119
DAL|26|30|33|28|=117

クリスタプス・ポルジンギスの関連記事