2021.09.30
7月16日(現地時間15日、日付は以下同)。ダラス・マーベリックスは、ジェイソン・キッド新HC(ヘッドコーチ)と新ゼネラルマネージャー(GM)のニコ・ハリソンの入団会見を行なった。
マブスは2年連続でプレーオフに進出するも、いずれもファーストラウンド敗退。だがこのチームにはルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスというオールスター級の核となる選手がいる。
ドンチッチは現在、スロベニア代表チームとして活動しており、東京オリンピック最終予選を勝ち抜き、見事出場権を獲得。2年連続でオールスターのスターター枠に選出された22歳は、2シーズン連続でオールNBAファーストチーム入りしている実力者。
一方のポルジンギスは、昨季のプレーオフで右膝の外側半月板断裂により戦線離脱。今季途中から戦列復帰し、平均20.1得点8.9リバウンド1.3ブロックをマーク。221センチ108キロのビッグマンは、ドンチッチとの不仲説やトレードのウワサが渦巻いていたものの、キッドHCは大きな期待を寄せている。
「彼は楽しみにしていると思うし、一緒にやっていく準備ができていると思う。きっとこれまでとは違うKP(ポルジンギスの愛称)を見ることになるだろうね。彼にとって、今年はポジティブな夏になっている。今の彼は健康体であり、この機会を本当に楽しんでいると思う。私は彼がルカと完璧にフィットすると見ている。彼には豊富なスキルがあり、それはこのリーグでもそう多くないほどのものなんだ。コーチとして、私は彼と取り組んでいけることが非常にうれしいね」。
ドンチッチについては、6月末にHC就任後、コミュニケーションをとっていると話す一方で、今はオリンピックを戦うことにフォーカスしていることを尊重していると明かしており、新指揮官は「ルカは特別な選手。しばらくプロとして活躍しており、常に向上し続けている。彼の貪欲さはすばらしいものがあると私は見ている」と話していた。
マブスは先日、アシスタントコーチ(AC)のジャマール・モーズリーがオーランド・マジックの新指揮官へ就任したこともあり、現在フェネルバーチェ(トルコ)でHCを務めるイゴール・ココスコフをACとして加えようとしていると『Bleacher Report』が報道。
ココスコフは2017年にドンチッチやゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)擁するスロベニア代表チームの指揮官を務めた実績があり、2000年以降に複数のNBAチームでACを務めており、フェニックス・サンズでHCを務めたこともある人物。
ドンチッチとポルジンギスという強力なコアを擁するマブスが、キッド新HCの下でどんなチームへと変貌を遂げるのか、楽しみに待ちたいところだ。
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