2021.09.26

ポルジンギスに期待を寄せるキッドHC「すばらしいシーズンを送ることになるだろう」

新体制のマブスで心機一転を図るポルジンギス[写真]=Getty Images
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 ニューヨーク・ニックスに所属していた2018年にオールスターへ選出されたクリスタプス・ポルジンギスは、昨季ダラス・マーベリックスで2シーズン目を終えた。

 18年に左膝の前十字靭帯断裂のため戦線離脱後、トレードでマブスへやって来た221センチのビッグマンは、昨季平均20.1得点8.9リバウンド1.6アシスト1.3ブロックを記録。

 ところが、ロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフ1回戦でシリーズ平均13.1得点5.4リバウンド1.3アシストに終わり、今夏にはトレードのウワサも飛び出していた。

 『ESPN』のティム・マクマホンは9月24日(現地時間23日)に公開されたポッドキャスト番組「The Hoop Collective Podcast」にて、ポルジンギスについてこう話していた。

「こう言っておこう。ポルジンギスは昨シーズン終了後、トレードされたがっていた。でも今はコーチ陣が変わったことで新たなスタートを切ろうとしている。彼はオフシーズンの間、健康体で過ごしてきた。練習に励むことができ、ゲームだけでなく身体も鍛えることができた。リフレッシュした状態で(チームへ)戻ることができるさ」。

 昨季プレーオフでは不振に終わり、一昨季のプレーオフではケガで途中離脱していたこともあり、ポルジンギスが汚名返上に燃えていることは間違いない。

 昨年オーナーのマーク・キューバンは「彼はベストプレーヤーの1人になりたがっている。だが最も重要なのは、彼が勝ちたがっているということ。彼は個人成績よりも、勝利を手助けすることにこだわっている。私がKP(ポルジンギスの愛称)についてベストだと思うのは、偉大な選手たちのように、クラッチタイムでさらにレベルを引き上げることができることだね」と高く評価していた。

 ジェイソン・キッド新HC(ヘッドコーチ)は今月上旬に「新たなスタッフが加わったことで、彼は快適だと感じていると思う。KPはきっとすばらしいシーズンを送ることになるだろうね」と期待を寄せている。

 キッドをはじめとする新たなコーチングスタッフたちの下、高いモチベーションを持って臨む今季のポルジンギスのパフォーマンスは必見だ。

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