2021.06.30
今シーズン、NBAキャリア2年目を迎えたワシントン・ウィザーズの八村塁。オフェンスではボールハンドリングとシューティング面で成長がみられ、ペリメーターでの1対1や3ポイントシュートなど、より攻撃的なプレーが多くなった。ディフェンス面においても自身よりもサイズが上回るビッグマンとマッチアップするなど、万能な守備力も輝いていた。レギュラーシーズンでは57試合に出場し、平均13.8得点5.5リバウンド1.4アシストという数字を残している。
またキャリア初のプレーオフに出場し、ファーストラウンドで強豪フィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦。シリーズには敗退したが、全5試合のなかで2回の20得点オーバーを含む平均14.8得点7.2リバウンド1.0アシスト、3ポイント成功率は60.0パーセントを記録した。
こうして飛躍的なシーズンを送った八村だが、2020-21シーズン終了後にインタビューに対応。NBAキャリア2年目を振り返るにあたり、まずは以下のようなコメントをつづっている。
「ルーキーシーズンもそうでしたが、ルーティーンというか、自分のリズムを作るのが難しかったんじゃないかなと思います。テスト(PCR検査)もそうですし、スケジュールも(タイトに)まとまっていたので、身体のケア、心のケアもすごく大事でした。選手たちも僕も含めてすごく苦労していたと思うので、そういうシーズンを乗り越えらえたのは自分にとってすごく大きなことですし、これからの自分のバスケキャリアに大きな影響があると思います」
「今季はどういう部分でレベルアップができたか」という質問に対しては、「バスケ的にはもっとフロアを見るようになりましたし、僕の得意なところをもっと出せるようになってきたなと思います。自分としてももっと余裕ができたなと思いました」と、八村は語る。今季評価されたディフェンス面に関しても「ラッセル(ウェストブルック)からこのチームで1番から5番まで守れるのはお前だけしかいないと言われていたので、それを頭に入れながらやってきました。こうしてシーズンを終えて、ディフェンスの部分でも成長できたなと思います」と、守備での成長にも手応えを感じている様子だ。
またキャリア初のプレーオフについては、「(自分は)ずっと小さい頃から大きな舞台で活躍してきた選手だったので、こういうトップレベルのなかでの大きい舞台でも活躍できる選手にもっとなっていきたいなと思います」と、抱負を語った。シクサーズとの第4戦では試合終盤にクラッチスリーを沈めるなどハイライトプレーをみせたが、今後はさらなる飛躍を目指している。
今シーズン、数々の素晴らしいパフォーマンスとともに多くのファンを魅了した八村。インタビュー終盤にも語ってくれたように、これからは大きな舞台で活躍できる選手を目指して、NBAキャリアを歩んでいくに違いない。
#八村塁 選手、シーズン終了後インタビュー!(2年目シーズン編)「大きな舞台で活躍できる選手になっていきたい」 #ウィザーズ|#DCAboveAll|@rui_8mura pic.twitter.com/jtAqamCjb9
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) June 6, 2021
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