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2020-21シーズン、NBAキャリア2年目を迎えたワシントン・ウィザーズの八村塁は飛躍のシーズンを送った。昨シーズンと比べてボールハンドリングとジャンプショットが向上すると、オフェンスで積極性が増し、レギュラーシーズンでは57試合に出場して平均13.8得点5.5リバウンド1.4アシストを記録した。
キャリア初のプレーオフではフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦し、5試合のなかで2度の20得点オーバーを達成。シリーズには敗れたが、平均14.8得点7.2リバウンド1.0アシスト、3ポイントシュート成功率は60.0パーセントという数字を最終的に残した。
こうして目覚ましい活躍をみせた八村だが、指揮官であるスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は、今季の八村のパフォーマンスについて振り返っている。「塁は2年目のシーズンですごく成長した。残念ながら離脱期間もあり、不運なことが続いた。それでも復帰するたびに向上していた。普通はそうはいかない。徐々に調子を取り戻して、万全になるのに時間がかかるケースのほうが多い」と、コメント。「塁の場合はそうではなかった。数試合不調が続いても、必ずそこから立ち直ってプレーがさらに向上した」と、評価している。
またポストシーズンでのプレーに関しては、「プレーオフでも驚かせてくれた。初プレーオフでレギュラーシーズンよりも数字が上がることは稀なことだ」と、ブルックスHCは語る。その一方で「もちろん課題点はあり、まだ成長の余地はたくさんある。オフェンスはさらに向上していくだろう。ジャンプショットも今年は一歩前進した。ボールハンドリングもまだこれからだが、よくなっている。ディフェンス面での万能さは、来季さらに大きく前進すると思っている」と、今後の可能性について言及した。
今季は昨季よりもオフェンスのバリエーションが増えただけでなく、ディフェンスも向上し、あらゆる面で成長がみられた八村。チームから必要とされる選手へと成長したが、今後のさらなる活躍と3年目となる来シーズンのプレーに期待したい。
スコット ブルックスHC、シーズン終了後インタビュー。チームのリーダーシップ、課題点、八村選手などについて #ウィザーズ|#DCAboveAll pic.twitter.com/mdkAlT0bnR
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) June 5, 2021
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