「あの2人はこのチームの蛇の頭として超アグレッシブにプレーすべきだということを分かっている。彼らが俺たちのリーダーなんだ。このチームをしっかりと引っ張ってくれているよ」。
ロサンゼルス・クリッパーズのマーカス・モリスが語ったあの2人とは、もちろんカワイ・レナードとポール・ジョージという2枚看板のこと。
6月15日(現地時間14日、日付は以下同)に行なわれたウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦で、クリッパーズは最大29点差をつけるなどユタ・ジャズを圧倒し、最終スコア118-104で勝利を収めた。
この試合、レナードが31得点7リバウンド2スティール、ジョージも31得点9リバウンド4アシストと両輪が大活躍。さらにモリスが5本の3ポイント成功を含む24得点に6リバウンドの活躍を見せた。
「僕とカワイは互いのことを完全に信頼している。僕らにとってはスイッチしたらスコアする機会になる。それにチームメートたちがアグレッシブになってプレーメイクし、アタックするチャンスにもなる。今の僕らはいいバランスでブレンドできていると思うね」とジョージ。
クリッパーズはファーストラウンド(対ダラス・マーベリックス)、セカンドラウンドと2シリーズ連続で2連敗スタートになったものの、レナードは「外で何が起こっているかなんて僕には関係ない」と一蹴。フランチャイズ史上初のカンファレンス・ファイナル進出についても「ウェスタン・カンファレンス・ファイナルについては気にかけていない。僕はチャンピオンシップを勝ち取りたいんだ」とさらなる高みを見据えていた。
一方のジャズはマイク・コンリーがハムストリングの張りにより4戦連続の欠場。ドノバン・ミッチェルがゲームハイの37得点に5リバウンド5アシスト、ジョー・イングルズが19得点、ボーヤン・ボグダノビッチが18得点5アシスト、ルディ・ゴベアが11得点8リバウンドと続くも2連敗。
「相手はまるで違うレベルに達していた。そして僕らは点を奪えなかったんだ。僕らは先制攻撃を仕掛ける側にならなきゃいけない。彼らはホームで行なわれた2試合でいずれも仕掛けてきたからね」とミッチェル。
両チームによるシリーズ第5戦は17日。フェニックス・サンズが待ち受けるカンファレンス・ファイナルへと勝ち進むのはどちらになるのか。勝利すれば王手をかけることができるだけに、次戦も必見となりそうだ。