2021.06.10
5月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズとダラス・マーベリックスによるプレーオフ ファーストラウンド第2戦が行なわれ、マブスが127-121で勝利。
これにより、マブスはアウェーで2連勝。『ESPN Stats & Info』によると、プレーオフの7戦シリーズにおいて、アウェーチームが最初の2試合に勝利したのはこれで32度目。これまでの31度で27度もシリーズを制しており、マブスが優位に立っていることは明らか。
この試合でもルカ・ドンチッチは39得点7リバウンド7アシストと大暴れ。さらに6本の3ポイントを沈めたティム・ハーダウェイJr.が28得点5アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが20得点3スティール2ブロック、マキシ・クリーバーが13得点を記録。
シリーズ第3戦は、会場をマブスのホームアリーナへ移して29日に行なわれるため、クリッパーズとしては何としてでも1勝してシリーズの流れを変えたいところ。
ところが、クリッパーズの面々は冷静だった。28得点12リバウンド6アシストを残したポール・ジョージは、ホームで2戦を落としたことについて「(心配なんて)していない。これは競争なんだ。俺たちはこれから先、うまく対処しなきゃいけないということ。だから別に心配するレベルじゃない」と語り、こう続けた。
「俺たちはこれを乗り越えて、自分たちのゲームをしなきゃならない。ディフェンスにもっと取り組む必要がある。ルカが自身のタッチをつかんでいるしね。俺たちはディフェンスのレベルを引き上げて、相手を黙らせなきゃならない」。
タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)もジョージの言葉に賛同するかのように「私は心配していない」と切り出し、「我々は4試合に勝利しなければいけない。次は相手のホームでプレーすることになるけど、ショットを決め切ることについては何のプレッシャーもない。相手から2勝を奪い取るだけさ。ただ、相手は今ホームへ帰り、高確率なシューティングを維持している。それをホームで続けることは簡単だし、プレッシャーも感じていないだろう。第3戦がどうなるかだね」と淡々としていた。
マブスはこの試合でフィールドゴール58.5パーセント(48/82)、3ポイント52.9パーセント(18/34)とショットが絶好調。レギュラーシーズンとプレーオフは別物とはいえ、クリッパーズはディフェンス面でマブスに何かを仕掛けるなど突破口が必要だろう。
ゲームハイの41得点に6リバウンド4アシストをマークしたカワイ・レナードはこう話す。
「僕らはバスケットボールをプレーして、相手をストップしていくだけ。相手は最初の2戦でショットが絶好調だったから、僕らは互いに助け合っていかなければならない。ドライブにダンク、レイアップを許しすぎた。ディフェンスでもっと気を引き締めていく」。
クリッパーズは昨年のプレーオフから合わせて5連敗。レナードとジョージというオールスターデュオを擁しながら、ここまで負けが続くとはさすがに思ってもいなかっただろう。
だが第3戦も落とすこととなれば、スウィープ決着も考えられるだけに、ディフェンス面でなにか突破口を作り出してシリーズの流れを引き寄せたいところだ。
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