2021.06.05

クリッパーズとマブスのシリーズの行方は第7戦へ…レナードが第6戦で45得点

マブスとの第6戦で45得点をたたき出したレナード(写真は6月3日の第5戦)[写真]=Getty Images
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クリッパーズが第6戦を制して勝負の行方は第7戦へ

 6月5日(現地時間4日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズはアウェーでダラス・マーベリックスとのプレーオフファーストラウンド第6戦に挑んだ。2勝3敗とあとがないクリッパーズだったが、この日は前半からマブスと接戦を繰り広げることになった。後半に突入しても拮抗した展開が続いたが、試合が動いたのはゲーム終盤。カワイ・レナードがプルアップジャンパー、ステップバックスリーを沈めてクリッパーズが7点リードを獲得すると、そのまま点差を維持して104-97で勝利している。

 第6戦を見事に制し、運命の第7戦へと望みをつなげたクリッパーズ。この勝利に大きく貢献したのは、クラッチジャンパーを含む、プレーオフキャリアハイに並ぶ45得点をたたき出したレナードであることは間違いない。試合後クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は「偉大な選手というのは、重要な局面でこそ、その実力を存分に発揮する」とコメントし、「彼は『カワイ・レナード』という存在そのものを見せつけてくれた」と、レナードを称賛した。

 だが当のレナード本人は「ただのバスケットボールの試合の1つに過ぎない」と、冷静な姿勢だ。「このまま負けて家に帰りたくないのなら、細かい部分まで注視しなければならない。信念を持ち、自信を持ってシュートしていくんだ。そうすれば結果を残すことができる」と、言葉を残している。レナードのほかにもレジー・ジャクソンが25得点9リバウンド、ポール・ジョージが20得点13リバウンドを記録している。

 敗れたマブスはルカ・ドンチッチが29得点8リバウンド11アシスト、ティム・ハーダウェイJr.が23得点を記録。ルカは対戦したレナードのパフォーマンスについて「彼は僕らを叩きのめした。とんでもないプレーをやってのけたよ」と、試合後にコメントした。

 クリッパーズとマブスの第7戦は、7日にクリッパーズのホームで行われる。

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