6月17日(現地時間16日、日付は以下同)。NBAは2020-21レギュラーシーズンの新人王に、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが選ばれたことを発表した。
通常の82試合から72試合の短縮シーズンとなった今季、ボールは51試合(うち先発は31試合)に出場して平均28.8分15.7得点5.9リバウンド6.1アシスト1.6スティールをマーク。
昨年のドラフト1巡目全体3位でホーネッツから指名された198センチ81キロの大型ポイントガードは、今年3月下旬から4月末にかけて手首のケガにより戦線離脱していたものの、クリエイティビティあふれるパスさばきでコートに華やかさを持ち込み、今季のルーキーで最も強烈なインパクトを放っていたと言っていいだろう。
対抗馬にはドラフト全体1位指名のアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)がいたものの、99名のスポーツライターと放送関係者による投票で、ボールは5ポイント換算の1位票を84も獲得し、計465ポイントで見事新人王に輝いた。
2位には15もの1位票を獲得したエドワーズ(計309ポイント)、3位にはサクラメント・キングスのタイリース・ハリバートン(計114ポイント)、4位にはデトロイト・ピストンズのサディック・ベイ(計3ポイント)が入っている。
ホーネッツの選手で新人王を獲得したのは、1992年のラリー・ジョンソン(元ニューヨーク・ニックスほか)、05年のエメカ・オカフォー(現無所属)以来、ボールが3人目となった。
なお、この日新人王が発表されたことで、NBAの主要アワードであるMVP(ニコラ・ヨキッチ/デンバー・ナゲッツ)、最優秀守備選手賞(ルディ・ゴベア/ユタ・ジャズ)、最優秀躍進選手賞(ジュリアス・ランドル/ニックス)、最優秀シックスマン賞(ジョーダン・クラークソン/ジャズ)、最優秀コーチ賞(トム・シボドー/ニックス)の発表が終了。
今週に入ってオールディフェンシブチーム、オールNBAチームも発表されたことから、残りは今季を代表する新人たちを称えるオールルーキーチームのみとなる。