優勝目指すサンズに黄色信号
今シーズン、開幕から快進撃を続けているフェニックス・サンズ。エースであるデビン・ブッカーと、大ベテランのクリス・ポールを中心に、レギュラーシーズンは戦績51勝21敗と西の2位にランクイン。11年ぶりのプレーオフ進出を果たすと、昨季王者のロサンゼルス・レイカーズをファーストラウンドで破り、カンファレンス・セミファイナルでもデンバー・ナゲッツを4連勝でスウィープしてみせた。
ウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで駒を進め、ここまですべてが順調だったサンズ。だがここにきて1つ気がかりなニュースが飛び込んできた。6月17日(現地時間16日、日付は以下同)の『ESPN』の報道によれば、ポールが安全衛生プロトコル入りし、カンファレンス・ファイナルの試合出場が危ぶまれているという。
NBAの規定として、プロトコル入りをした場合は最長で14日間隔離されることになっている。しかしもしワクチンを接種しているのであれば、その期間は短くなるだろうと同メディアは報じている。また『The Jump』に出演したマット・バーンズ(元オーランド・マジックほか)によれば、すでにワクチンの接種を終えていることをポール本人から聞いたそうだ。
ただ現時点において、ポールが西の決勝第1戦に出場できるかはまだ不明だという。サンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、「今はただ状況がどうなるのかを待ち、何が起きるのかを注意深く見ていく必要がある」と、コメントしている。ポールのステータスは20日にあらためて更新されることになっている。
今季プレーオフでここまで10試合に出場しているポールは、平均15.7得点4.1リバウンド8.7アシスト1.2スティールという数字をマーク。サンズにとって決して欠かせない選手であるため、長期離脱にならないことを願うばかりだ。