サンズがファイナル第4戦で17本のターンオーバー…ポールは「責任は僕にある」と反省

第4戦で5本のターンオーバーを喫してしまったポール[写真]=Getty Images

 フェニックス・サンズとミルウォーキー・バックスによる今年のNBAファイナルは、第4戦を終えて2勝2敗のタイ。互いにホーム2連戦を勝ち切り、7月18日(現地時間17日)にシリーズ第5戦がサンズのホームで行なわれることとなる。

「責任は僕にある。そのうち5本は僕がやってしまった。今日はディシジョンメイキングが悪かった」。

 サンズのクリス・ポールが第4戦後にそう話したように、バックスの5本に対して、サンズは17本ものターンオーバーを積み上げており、そのうち5本はポールだった。サンズはデビン・ブッカーがゲームハイの42得点と大爆発したほか、バックスのヤニス・アデトクンボにはペイントエリア内で壁を作り、相手のフィールドゴール成功率をわずか40.2パーセントに封じる好ディフェンスを見せていた。

 だがサンズは勝負どころで大ベテランのポールがファンブルしてしまい、ファストブレイクポイントを許してしまうなど終盤で踏ん張れずに2連敗。ポールはブッカーがファウルトラブルでベンチへ下がった直後にショットを沈めるシーンこそあったが、試合全体ではフィールドゴール38.5パーセント(5/13)の計10得点に4リバウンド7アシスト。

「相手は僕らよりもだいぶ多くショットを放っていた。僕はもっとボールを丁寧に扱わないといけない。僕らは17ターンオーバーだった。ショット成功率はすごく良かったから、得点する機会を少なくしてしまったんだ」。

 ポールの言葉どおり、バックスがこの試合で計97本のショットを放ったのに対し、サンズはわずか78本と、20本近くの差が出てしまったのだが、成功率は51.3パーセントと効率よくリングへ沈めていただけに残念な結果に。

 といっても、この試合の結果をいつまでも引きずっているわけにはいかない。ポールは第1戦の32得点から順に23得点、19得点、10得点と徐々に下降しているだけに、第5戦でなんとか巻き返し、白星をつかみたいところだ。

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