7月18日(現地時間17日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズはスコット・ブルックスに代わる新たな指揮官として、ウェス・アンセルドJr.をヘッドコーチ(HC)として迎えることを発表した。
『ESPN』によると、アンセルドJr.は4年契約で、長期間に渡ってウィザーズの指揮官を務めていくこととなる。アンセルドJr.の父はウィザーズが誇るレジェンドで、昨年6月に逝去していた。
その息子アンセルドJr.は、ウィザーズでスカウトやアシスタントコーチ(AC)を計14年間務め、ここ6シーズンはデンバー・ナゲッツのACの一員として活躍。今季はマイケル・マローンHCの側近としてアソシエイトHCを務めており、今回古巣へ約10年ぶりに帰還することに。
アンセルドJr.はリリースの中で「トミー(シェパードGM)とレオンシスさん(オーナー)にコート内外で才能あふれるチームを指揮する機会をいただけたことに感謝したい。このフランチャイズをポジティブな方向へと突き動かし続けていきたいです。NBAでヘッドコーチになることは、私にとって追い続けてきたゴールであり、DMV(ワシントンD.C.、メトロポリタンエリア)を代表していけることを楽しみにしています」とコメント。
ウィザーズにはブラッドリー・ビール、ラッセル・ウェストブルックというリーグ有数のバックコートデュオに加えて、八村塁やトーマス・ブライアント、ダービス・ベルターンスといった選手たちもおり、今季プレーオフにも進出しているだけに、来季アンセルドJr.がこのチームをどのようにして引き上げていくのかが楽しみである。
なお、ニューオーリンズ・ペリカンズはスタン・バン・ガンディ前HCの後任として、フェニックス・サンズでACを務めるウィリー・グリーンが就任すると報じられているため、ようやくNBA全30チームの指揮官が決まった。
今季レギュラーシーズン終了後、新たな指揮官が就任したチームは下記のとおり。
※チーム名は略称
■今オフに指揮官が代わったチーム一覧
ホークス
ネイト・マクミラン(暫定HCから正式にHCへ)
セルティックス
イメ・ユドーカ(ネッツACからHCへ)
マーベリックス
ジェイソン・キッド(レイカーズACから古巣へ復帰)
ペイサーズ
リック・カーライル(マブスHCを退任後に古巣へ)
ペリカンズ
ウィリー・グリーン(サンズACからHCへ)
マジック
ジャマール・モーズリー(マブスACからHCへ)
ブレイザーズ
チャウンシー・ビラップス(クリッパーズACからHCへ)
ウィザーズ
ウェス・アンセルドJr.(ナゲッツのアソシエイトHCからHCへ)