2021.12.16

【A東京vs茨城】敵地でA東京に挑む茨城、勝利へはインサイド陣の奮闘が不可欠

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

アルバルク東京 vs 茨城ロボッツ(@アリーナ立川立飛)
第1戦:12月18日15時5分 第2戦:12月19日15時5分

 第10節で秋田ノーザンハピネッツに手痛い連敗を喫したアルバルク東京。水曜日に行われたホームゲームでは、サンロッカーズ渋谷と今シーズン初となる東京ダービーを戦った。第1クォーターこそ拮抗した展開となったが、第2クォーターで23-11、第3クォーターも23-16と引き離し、82-58で試合終了。相手を60点以下に抑える堅守を見せつけただけでなく、攻撃においてもターンオーバーは8、計25アシストで6選手が2ケタ得点と上質な試合運びを披露して連敗をストップした。

 A東京は今週末もアリーナ立川立飛での試合。迎え撃つのは昇格組の茨城ロボッツだ。チームとしては前節同様、攻防両面において高い遂行力を発揮して快勝を収めたい。地元のチームと対戦する小島元基は、5試合ぶりにコートへ立ってファンを一安心させたいところ。また、高校時代を茨城で過ごした平岩玄の活躍にも期待だ。

 茨城は前節レバンガ北海道と対戦し、92-103のハイスコアゲームを落とした。この試合では第3クォーター終了時点で5点をリードするも、最後の10分間で16-32と失速。欠場した平尾充庸に代わり、福澤晃平が攻撃をけん引して30得点を記録したが、チーム全体では2ポイントシュート成功率が41.9パーセントと振るわず逆転負けを喫した。

 茨城が強豪のA東京を脅かすにはマーク・トラソリーニエリック・ジェイコブセンチェハーレス・タプスコットの3人が相手のインサイド陣に対抗できるかが重要。前節の北海道戦ではリバウンドが計30本、ペイントエリアから52得点を奪われたため、中2日での修正力が問われるだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
遥天翼
福澤晃平
多嶋朝飛
チェハーレス・タプスコット
中村功平
髙橋祐二
マーク・トラソリーニ
エリック・ジェイコブセン
ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ
平尾充庸
鶴巻啓太
谷口大智

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