2021.12.16

【滋賀vs横浜】ともに連敗中の両軍…3ポイントを巡る攻防が勝負のポイントに

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズ vs 横浜ビー・コルセアーズ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1戦:12月18日17時5分 第2戦:12月19日15時10分

 連敗を止めるのはどちらか。11連敗中の滋賀レイクスターズがホームで、8連敗中の横浜ビー・コルセアーズと対戦する。

 西地区9位の滋賀は前節、大阪エヴェッサに敗戦。前々節の富山グラウジーズ戦から激しいディフェンスから速攻に持ち込んで劣勢を挽回する時間帯を作るも、課題はディフェンス。11敗のうち8試合で90失点を越える。ただ、厳しい中にも次につながる姿も印象的だ。小澤智将森山修斗が3ポイントシュートを連発し、連敗中に自己最多得点をマーク。大阪戦もチームで11本の3ポイントを決め、キーファー・ラベナは5本の成功を含む28得点を挙げた。

 東地区9位の横浜も苦しい状況だ。前節千葉ジェッツ戦に敗れて、失点は3戦連続で90点を越えた。とりわけ第1クォーターで失点を重ね、1試合をとおして3ポイントへの対応が良くない。前節を含めて平均13本を被弾している。攻撃では、レジナルド・ベクトンパトリック・アウダのインサイドを軸に、得点は落ち込んでいないだけに、シーズン序盤戦に感じさせたディフェンスの強さを取り戻せるか。修正して自信を取り戻したい。

 今節の見どころは、3ポイントをめぐる攻防だろう。滋賀の3ポイント成功数は1試合平均7.9本だが、直近3戦は11本と好調を維持。ルイス・ギルヘッドコーチも復帰するだけに、第1クォーターから攻勢を仕掛けられるか。

 対する横浜は、立ち上がりのディフェンスがカギ。速攻を与えないことはもちろん、相手は柏倉哲平やラベナらガード陣がピック&ロールから3ポイントシュートを放つため、マークがずれないよう集中して臨みたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(HC:ルイス・ギル)
オヴィ・ソコ
澁田怜音
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
トビンマーカス海舟 ※特別指定
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・横浜(HC:青木勇人)
パトリック・アウダ
レイトン・ハモンズ
ジェイコブス晶 ※特別指定
レジナルド・ベクトン
古牧昌也
森川正明
阿部龍星
大庭岳輝
土屋アリスター時生
森井健太
須藤昂矢
エドワード・モリス
生原秀将

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