10月22日、B1リーグ第5節第1戦が各地で行われた。
前日わずか2点差で勝利をつかみ取った川崎ブレイブサンダースは一転、112-90という大味なゲームで富山グラウジーズに連勝。第1クォーターこそ21-22とビハインドを背負ったが、続く3つのクォーターでは33点、27点、31点とポイントを量産。リーグ得点王のニック ファジーカスがこの日も39得点15リバウンドの大暴れでチームを勝利に導いた。川崎は開幕2試合で連敗後、8連勝と好調を持続している。
中地区の上位対決は、2位の三遠ネオフェニックスが3位のサンロッカーズ渋谷の猛攻に耐えて勝利。前半20分間で38-29と上々の展開だったが、後半はアウェイのSR渋谷にペースを握られる。第3クォーターで点差を広げらず、第4クォーターではアールティー グインに7点を許すなど追いあげられ、残り11秒で伊藤駿に2ポイントを沈められて68-68の同点に。それでも1秒後に得たフリースローを、リチャード ロビーが2本とも決め、辛くも2点差で逃げきった。
西地区首位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎えた琉球ゴールデンキングスは第1クォーターからエンジン全開。2分間で4点を奪われる苦しい立ちあがりとなったが、そこから5本連続ポイントで10点を挙げ、勢いそのままに22-14で最初の10分を終える。第2、第3クォーターで徐々に差を詰められるも、最終クォーターで喜多川修平が12点を記録するなど怒とうのオフェンスで、最終スコア71-58と追撃を振りきった。
仙台89ERSと秋田ノーザンハピネッツの“東北ダービー”は最後まで目が離せない拮抗したゲームとなった。仙台が第1、第2クォーターと効率良くリードを広げるも、第3クォーターは秋田の逆襲に遭い、計30分を終えて50-43まで差を詰められる。その勢いを止められず、最終クォーターの残り3分22秒、安藤誓哉に3ポイントを決められついに62-63と逆転を許す。そこから2分半以上スコアは動かず緊張感が漂う中、志村雄彦がフリースローを2本決め再逆転。残り17秒でディオン ライトが2ポイントをしっかりと決め、66-63と仙台が苦しい試合をものにした。
その他、新潟アルビレックスBBがダバンテ ガードナーの18点、クリント チャップマンの16点、佐藤公威の14点の活躍などで横浜ビー・コルセアーズに80-75の僅差で勝利。大阪エヴェッサは第1クォーターでリードを許すも、ジョシュ ハレルソンが24点を挙げるなど安定したオフェンスでポイントを重ね、滋賀レイクスターズを76-60で撃破した。
【試合結果】
仙台89ERS 66-63 秋田ノーザンハピネッツ
川崎ブレイブサンダース 112-90 富山グラウジーズ
横浜ビー・コルセアーズ 75-80 新潟アルビレックスBB
三遠ネオフェニックス 70-68 サンロッカーズ渋谷
琉球ゴールデンキングス 71-58 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ