2016.10.28

両チームともにオフェンスが売り、外国籍選手同士のインサイド対決がポイントに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 連勝で勝率5割に復帰した千葉ジェッツは、前節に続いてのホームゲーム。ここでも連勝すれば貯金生活に入るだけでなく、一気に上昇気流に乗るチャンスである。

 迎えるはアルバルク東京。東地区で首位争いをする強豪だが、開幕からの連勝を止めたのが千葉だったことは記憶に新しい。隙のないオフェンス力を誇るA東京に対し、個々が能力を発揮すればそれを上回るオフェンス力を持っていることは、前回の対戦で証明済み。前節では2戦目に全員得点を達成し、得点のバリエーションが増えている様子もうかがえる千葉。NBA経験者のヒルトン アームストロングがペイントエリアを支配できればアウトサイドシューターも活き、さらにチームオフェンスの歯車がかみ合うだろう。

 A東京としては、ペイントエリアでアームストロングと競り合うトロイ ギレンウォーターがキーマンになる。インサイドの起点であり現在チームの得点王だが、オフェンスだけでなく、アームストロングのインサイドアタックを止めるディフェンスも重要になってくる。相手のリズムを狂わせるには、ギレンウォーターの働きが欠かせない。

文=吉川哲彦

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